オリコン:06-07シーズン第23節展望

 第22節は桑田佳祐が16.8万枚を売り上げ、ソロとしては5年ぶりのシングルで首位を獲得。これで4連勝となり、グループ所属アーティストでのソロ活動における連勝記録を達成したこととなった。テゴマスとEXILEの2着争いはお互いが前作を上回る数字を出し、テゴマスが2位、EXILEが3位となった。両者とも明るい材料と言えるだろう。
 abingdon boys schoolはまずまずの出来で4位をキープ。AAAは2作連続のベスト5入りとはならなかったが成績が安定してきた。そして8位と9位には新鋭が。Greeeenは自己最高位39位、前作97位から、9位のDOESに至ってはデビュー3作品がランクインに達しなかった(201位以下)位置からの大躍進となった。

 第23節は明けて23日リリースのシングルが初登場の中心となる。ベスト10はバライティ溢れた大混戦の様相を呈しており、波乱の余地も十二分にありえる状況となった。

 とは言え首位候補はV6であることに揺るぎは無い。タイアップを多く付け臨戦態勢を整えただけに結果が求められるところ。最低目標は10万枚だがここ最近のジャニーズ系の推移を見るとやや苦しいか。

 アンジェラ・アキはこの中なら2番手評価が出来る。V6同様ドラマタイアップの効果は低そうだが、本人自身が好調をキープしているだけに自己最高順位・自己最高スコア更新の期待もかかる。

 吉井和哉のソロ第2弾もここでなら上位争い可能。アンジェラ・アキにどれだけ肉薄できるかがカギとなるだろう。ベスト5入りが目標となる。

 今回は一角崩しを狙う企画モノが多数登場。上位に食い込みそうなのが映画「しゃべれども しゃべれども」のサントラシングル。ゆずの主題歌が収録されており、上記2人にとって強敵となりえる存在だ。また、「のだめカンタービレ」のサントラ扱いとして登場する上野樹里もドラマ・アニメと人気が高いだけに上位争いに食い込む可能性を持っている。

 これに押される形となり苦しそうなのがALI PROJECT。ベスト10復帰を目指したいところだが道のりは険しそうだ。また前作ロングヒットとなったFUNKY MONKEY BABYSはどこまで上位争いに加われるか、こちらも隙があれば上がってきそうだ。


 混沌の向こう側にある答えは? 今シーズン1の難解な展開となりそうな第23節をお見逃し無く。

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