U系アニメの過激さが仇に…

 少女が斧で父親を殺害した事件で、tvkテレビ神奈川)などが「School Days」の、また東海テレビなどが「ひぐらしのなく頃に 解」の放送を取りやめた。

 ここ最近、UHF系の深夜アニメが増加の一途をたどっているが、内容に関して言えば民放キー局で放送されているアニメと比べて性的・暴力的な作品の比率は高い。今回はその点が仇になってしまい、ファンからは不安と不満の声が挙がってきている(特に「School Days」は最終話の放送が休止となってしまった)。

 私はこの対応は間違っていないと思う。事件を知っている人が実際にそれを見てしまうとそれが連想できてしまうと思う。放送予定の番組を休止させるのは各局の編成委員にとっても苦渋の決断だろうが、致し方ない点もあるだろう。

 若年者による凶悪犯罪が増加する現代において、このような内容の作品は放送休止と隣り合わせになってしまう点は心得ておきたいところである。まぁ、U系アニメは放送自体が販促行為の可能性があるから、休止分の放送は期待しないほうがいいでしょうね…。