オリコン:2010年シーズン第11節結果

第11節結果(これが王者の王者たる強さか)

1位 嵐(18連勝)
推定差 1.1万枚(+2.10%)
 記録尽くめの昨シーズンの勢いがどこまで続くのか。注目を集めた今シーズンの初戦だったが、彼らの勢いは更に増して圧倒的な強さを見せ付けることになった。週末を残した段階でデビュー戦で記録した自己最高初動(55.7万枚)更新の可能性もあったが、最終的にはそれに次ぐ54.2万枚まで数字を伸ばした。昨年の年間トップ「Believe」は3種リリースだったが今回は2種リリース。この差を見ても、今回の数字の意味は大きい事がうかがえる。今年も彼らは磐石のようだ。

2位 シド
 嵐の影に隠れてしまった感はあるものの、こちらもしっかり結果を残して2位に入った。やはりタイアップの影響があってか売上はややダウンと言うことになったが、それ程気にする下げ幅ではない。上位では安定して戦える力は持ち合わせており、今のところ大きく崩れる心配もなさそうだ。

3位 Berryz工房
 4番手スタートから前を抜いてのベスト3入りと言うハロプロ系としては珍しい推移となった。どうやら発売日に行われたイベントによる効果が大きく水曜日移行も続伸を続け逆転に成功したようだ。ただし売上は前作から2割以上ダウンしている。

4位 倉木麻衣
 やはり前作ほどの伸びは得られなかったものあるが、Berryz工房に発売日以降リードを許す展開はやや予想外だった。最終的にはHey!Say!JUMPにも迫られる展開となってしまったが、こちらは何とか振り切り4位は守りきった。もちろん、こちらも前作から2割以上のダウンとなっている。

9位 安全地帯
 活動再開についてはテレビ番組でも話題となっており、往年のファンを含め今回のシングルを待ちわびていたようだ。この順位は相手に恵まれた感があるものの、彼らにとっては21年半ぶりと、実に久々となるトップ10入りとなった。


その他
11位 miwa
 miwaは1週間デイリーチャートでトップ10を守り続けたにも関わらず、週間ではトップ10入りを逃す事になってしまった。週末に僅かに伸びを欠いた分、KAT-TUNにかわされる結果となってしまったか。


月曜付デイリーチェック
 首位は引き続き嵐。昨年リリースしたシングル4枚のいずれもを上回るスタートとなり、こうなると累計でまずは昨年の記録、65.7万枚を目指すところとなるだろう。月曜付けの数字は1.2万枚と非常に高い水準。5万枚は超えてくるだろう。3週目のHey!Say!JUMPが2位、2週目のシドが3位となっているが今週は新譜が少なめ。月曜付けトップ10のうち何組が生き残るか?


第12節新譜紹介
 昨年はソロとして紅白にも出場した遊助が今シーズンの初戦を迎える。彼にしては珍しくここは相手が不在。アルバム後なだけにどれだけの結果を残せるか。前作がロングヒットを続けているいきものがかりもここで新譜をリリース。名作「時をかける少女」の主題歌なだけにこちらも売上が気になるところ。その他では目立ったところが無いが、アニメ「イナズマイレブン」主題歌のT-Pistonz+KMCにとっては前作惜しくも逃したトップ10入りにはチャンスだろう。


来週以降のリリース情報はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/63106879.html