オリコン:2011年シーズン第30節結果

第30節結果(新譜は低調。ただそれが思わぬ急上昇を生み出す事に)

1位 Not yet(2連勝)
推定差 9千枚(6.38%)
 スタートこそ前作を上回る数字だったが、前作は震災翌週で流通が全国的に滞っていた時期だったためであり、前作の数字を見据えた展開となったが、結果は15.6万枚で前作から僅かに売上を落とす結果となった。劇場盤が存在しなかった事が伸び悩んだ一因となっているが、総選挙の影響がどのような形となって出てくるのか。派生ユニットのリリースが続く中で、その答えがはっきりと出てきそうだ。

ももいろクローバー
5位 「Z伝説 ~終わりなき革命~」
6位 「D’の純情」
 スタート順位は12位と14位でこの時点では大きく出遅れているように見えたが、ライブチケット付属のパッケージが土曜日から引き取り可能となっていたためであり、週末にはイベント分をプラスしてきっちり帳尻を合わせる結果となった。売上は1.3万枚で前作からはほぼ半減。体制を戻してどう動くか。

8位 TUBE
 スタートこそ3番手と高い位置からのスタートとなったが、中盤以降は続落し旧譜に次々と抜かれる展開となってしまった。売上は1.1万枚で冬場のリリースとなった前作を下回る結果に。アルバムに向けては不安を残す内容と言えるだろう。


その他
7位 つるの剛士
11位 茅原実里
12位 Early Morning
16位 摩天楼オペラ
 今週は10位と11位に大きな差があっての決着。茅原実里は2枚同時リリースだった前作から更に売上を落とす結果となり今後に不安を残す結果に。メンバーを入れ替えて望んだEarly Morningだったが、売上は前作から半減。メジャーデビュー戦となった摩天楼オペラは売上を倍以上伸ばし16位に。ただスタート位置を考えると、あまり売上が伸びていないようにも思える。
 旧譜では、つるの剛士が先週の41位から大幅ジャンプアップでトップ10入り(ソロとして初のトップ10入りにもなる)。月曜デイリーでは28位だったが、中盤では3日連続でデイリーベスト3入りを果たしていた。なお、先週5位だったYGAが今回も2週目200位以内に残れず。自身が前作に記録した191ランク以上のダウンと言うワースト記録を更に更新する結果となってしまった。


月曜付けデイリーチェック
 ももいろクローバーZが急落(31位以下)した事もあり、首位にはNot yetが戻る形となった。ペースとしては1万枚の後半ぐらいで、新譜との順位争いとなりそうだ。KARAが2位で1万枚の前半ぐらい。L'Arc-en-Cielが3位となっているが、1,100枚程度では旧譜全体のレベルはそれ程高くないだろう。ただ、「マル・モリ」のDVD付きパッケージが登場するため、場合によってはこれがNot yetを上回る可能性もあるだろう。


第31節展望
 震災の影響で4月からリリースを延期してきた板野友美のソロ第2弾シングルが登場。元々のリリース週は強敵が揃っていた(チャン・グンソクが首位の週)が、一転ここは相手が不在となり内容が求められるところだ。上位争いはGACKT、Takamiy、BREAKERZEvery Little Thing、ViViDとロックバンドが目立つ顔合わせに。再びコンビを組んだ加藤ミリヤ×清水翔太も上位争いに加われるか。


来週以降のリリース状況はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/64878318.html