今季開幕戦はHKT48と氣志團によるコラボシングルとSKE48の派生ユニット、ラブ・クレッシェンドが直接対決。結果はHKT48 feat.氣志團が1位、ラブ・クレッシェンドは4位と差が付く結果に。しかしラブ・クレッシェンドは、ここからイベント効果もあり長くランクインを続ける。またこの週は「ラブライブ!」のμ'sからの派生ユニット、Printemps(高坂穂乃果・南ことり・小泉花陽)from μ'sと「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS」のCINDERELLA PROJECTも直接対決。こちらはPrintempsが2位、CINDERELLA PROJECTが6位となった。更に「あんさんぶるスターズ!」の紅月とfineも7位、10位に登場。開幕戦からアイドルユニット同士の白熱した攻防が繰り広げられた。
第3節はAKB48が難なく首位獲得。EXILEが配信での好調をキープし2位と上位に食い込んだ(昨年の最高位は5位)。つづく第4節は「おそ松さん」ED曲のイヤミ feat.おそ松×カラ松×チョロ松×一松×十四松×トド松が首位を獲得し勢いを見せ付ける結果に。一方Sexy Zoneは5位と振るわず前作につづき勢いのあるアニソンに屈する結果となった(前作はラブライブに敗れている)。
年末年始が絡んだ第5節はAKB48が再浮上し2度目の首位獲得。新譜では「ラブライブ!」のμ'sからの派生ユニット、lily white~園田海未,星空凛,東條希from μ'sが3位、L'Arc~en~Cielが5位となった。つづく第6節は乃木坂46が10週連続ランクインを9週ぶりの首位で飾った。新譜ではミュージカル版「刀剣乱舞」の刀剣男士team三条 with 加州清光が6位、モーニング娘。'15が8位とベスト5にも入れず2週連続で旧譜が優勢の展開となった。この傾向は翌第7節でも続き、この週トップ10入り出来た新譜は6位のSUPER JUNIORのみとなってしまった。前節2位と再浮上したラブ・クレッシェンドが首位を獲得したが、この週突如起こったSMAPのメンバー分裂・解散問題によりファンが決起しSMAP「Otherside/愛が止まるまでは」が4位に急浮上。これが、今後のチャートアクションに大きな影響を及ぼした。
第8節。5年7ヶ月ぶりのソロシングルでS1昇格がかかった稲葉浩志が登場。相手不在で昇格は間違え無いと見られていたが、SMAP「世界に一つだけの花」が急激な勢いで売れ始め稲葉浩志の首位獲得を阻止。ここから怒涛の進撃がはじまり、第9節ではBiBi~絢瀬絵里,西木野真姫,矢澤にこfrom μ's~と後輩NEWSを退け、第10節ではGLAYやAKB48の再浮上にも負けず、第11節ではAKB48と氷川きよし、三山ひろしの演歌勢を下し、破竹の4週連続1位を勝ち得た。なお、今回の購買運動により「世界に一つだけの花」の累計売上枚数が300万枚に達し、歴代でも数少ない大記録を達成した。
そのSMAPを第12節で止めたのはKAT-TUN。翌月にもシングルとベスト盤が控えている中だったが、5月の東京ドーム公演をもって活動休止を発表したのが影響してか、売上を維持した。対抗格と見られていた「おそ松さん」OPのA応Pは4位と、今回は初動寄りの推移となり追い上げられなかった。そして第13節は乃木坂46が再浮上し第6節以来の首位獲得。第8節まで12週連続でランクインする売上を見せており、ここはイベントの影響で再浮上した。ちなみにこの週のベスト3は第6節とまったく同じとなっている。なお、天童よしみが新譜で唯一トップ10入りとなる5位に入りトップ10は大荒れとなった。
新譜勢の思わぬ苦戦がつづく今季。これからどのようなチャートアクションが見られるでしょうか。来週以降もどうぞお楽しみに