(2016 Feb.)Billboard JAPAN Monthly Digest

 さて2月のBillboard JAPAN Monthly Digestですが、今回は2月15日付から3月7日付までのチャートをおさらいします。なおルックアップ(CD稼動数)のみにスポットを当てた「週間シングルルックアップチャート」も毎週取り上げておりますので、そちらもあわせてご覧下さい。なお、 詳しいチャートの内容に関しましては、こちらをご覧下さい。

 今回紹介する2月15日付チャートより、Download(配信売上)の要素がニールセン提供のものからGfK Japan提供のものに変更となりました。今まではiTunesでの販売実績をベースに他社の動向を踏まえて類推した数値を使用していましたが、これからは国内シェア8割以上を網羅しているGfK Japan提供のデータがそのまま利用されます。

 それでは、2月分のチャートを振り返ってみたいと思います。

2月15日付(公式解説CHART insight
1位 BOYS AND MEN「Wanna be!」CDセールス1位
2位 BIGBANG「BANG BANG BANG」ツイート1位
3位 浦島太郎(桐谷健太海の声
4位 Happiness「Sexy Young Beautiful」
5位 星野源「SUN」

15位 AKB48365日の紙飛行機MV再生回数1位
16位 BUMP OF CHICKEN「Butterfly」(ラジオ1位
45位 Superfly「黒い雫」(ルックアップ1位

 BOYS AND MENがCDセールス1位での差を守りきり総合首位獲得。前作と比べるとCDセールスの枚数は半減近い数字になったものの、ルックアップでランクインし、この点では良化が見られた。BIGBANGはこの週にアルバムがリリースされMステにも出演したためツイートが急騰。この曲は海外盤がリリースされた昨年6月時点でランクインし(海外盤の売上は無効だがルックアップは有効)、翌週配信が始まり11位まで順位を伸ばしたが、その順位を7ヵ月半ぶりに更新した。HappinessはCDセールス4位、ツイート8位、ラジオとルックアップで10位と各要素で上位に入り総合でも4位となった。
 AKB48がMV再生回数で1位。既に表題曲「唇にBe My Baby」(56位)を大きく上回る順位になっている。BUMP OF CHICKENは翌週にアルバムリリースを控えラジオ1位となった。

2月22日付(公式解説CHART insight
1位 KAT-TUN「TRAGEDY」(CDセールスルックアップ1位
2位 手嶌葵「明日への手紙」       
3位 BIGBANG「BANG BANG BANG」
5位 星野源「SUN」

9位 BIGBANG「FANTASTIC BABY」MV再生回数1位
11位 BUMP OF CHICKEN「Butterfly」(ラジオ1位
14位 「復活LOVE」ツイート1位

 KAT-TUNが2部門で1位、ツイートでも4位に入り総合首位を獲得。翌月にシングル、ベスト盤を控える中だったが、他を寄せ付けなかった。手嶌葵はアルバムからのシングルカットだっただけにCDセールスでは16位と低調だったが、DLを含めたセールスでは2位(iTunesでは1位)に食い込み、ラジオでも3位と大量オンエアされ総合2位に浮上。A応PはCD売上とルックアップで2位だったが、ここは相手が悪かったか。
 BIGBANGが今週はMV再生回数で1位を獲得。この曲は最新のアルバムではなく4年前のアルバムに収録されていた曲だが、福岡ドームでのライブ翌週でその影響があったか。嵐はシングル発売2週前に早くもツイートで1位となった。なお先週1位のBOYS AND MENはまたしても翌週に100位圏内から姿を消した。

2月29日付(公式解説CHART insight
1位 手嶌葵「明日への手紙」
2位 こぶしファクトリー桜ナイトフィーバー」 CDセールス1位
3位 RADIO FISH「PERFECT HUMAN」(配信1位
5位 ONE OK ROCK「Wherever you are」
6位 家入レオ「Hello To The World」ラジオ1位

14位 「復活LOVE」ツイート1位
17位 BIGBANG「FANTASTIC BABY」MV再生回数1位
77位 Superfly「黒い雫」(ルックアップ1位

 Billboard JAPANでは初となる2月29日付のチャート。手嶌葵がCDセールスでは21位だったものの、配信で巻き返しセールス総合では1位となり、ラジオ4位、MV再生回数10位で総合首位を獲得。CDセールスではオリコン以上の数字で1位となったこぶしファクトリーだったが、配信での順位の低さが災いしてか、総合では2位まで。RADIO FISHが配信で首位を獲得し総合3位に浮上。この曲自体は昨年末に配信されていたが、13日に放送された「ENGEIグランドスラム」で披露されたちまち話題となった。家入レオはCDセールスこそ8位だったが、ラジオ1位が作用し総合では6位となった。

3月7日付(公式解説CHART insight
1位 「復活LOVE」(CDセールスストリーミングルックアップツイート1位
2位 BTOB「Dear Bride」 
3位 超新星「またキミと…」
4位 手嶌葵「明日への手紙」
5位 RADIO FISH「PERFECT HUMAN」

9位 秦基博「スミレ」ラジオ1位
12位 BIGBANG「BANG BANG BANG」MV再生回数1位

 嵐が4部門で首位を獲得し総合首位を獲得。ジャニーズ勢は配信が無いためストリーミングも対象外になるが、今回「dヒッツ」で独占配信されたため集計の対象になったようだ。この週はK-POP勢が多くリリースしたが、BTOBがCDセールス2位、ツイート9位で総合2位。CDセールス3位の超新星がそのまま総合3位と結果を出した。秦基博はCDセールス13位だったが、ラジオ1位と配信で総合9位に押し上げた。


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