今回紹介する2月15日付チャートより、Download(配信売上)の要素がニールセン提供のものからGfK Japan提供のものに変更となりました。今まではiTunesでの販売実績をベースに他社の動向を踏まえて類推した数値を使用していましたが、これからは国内シェア8割以上を網羅しているGfK Japan提供のデータがそのまま利用されます。
それでは、2月分のチャートを振り返ってみたいと思います。
2月15日付(公式解説、CHART insight)
1位 BOYS AND MEN「Wanna be!」(CDセールス1位)
2位 BIGBANG「BANG BANG BANG」(ツイート1位)
4位 Happiness「Sexy Young Beautiful」
5位 星野源「SUN」
16位 BUMP OF CHICKEN「Butterfly」(ラジオ1位)
45位 Superfly「黒い雫」(ルックアップ1位)
BOYS AND MENがCDセールス1位での差を守りきり総合首位獲得。前作と比べるとCDセールスの枚数は半減近い数字になったものの、ルックアップでランクインし、この点では良化が見られた。BIGBANGはこの週にアルバムがリリースされMステにも出演したためツイートが急騰。この曲は海外盤がリリースされた昨年6月時点でランクインし(海外盤の売上は無効だがルックアップは有効)、翌週配信が始まり11位まで順位を伸ばしたが、その順位を7ヵ月半ぶりに更新した。HappinessはCDセールス4位、ツイート8位、ラジオとルックアップで10位と各要素で上位に入り総合でも4位となった。
2月22日付(公式解説、CHART insight)
9位 BIGBANG「FANTASTIC BABY」(MV再生回数1位)
14位 嵐「復活LOVE」(ツイート1位)
KAT-TUNが2部門で1位、ツイートでも4位に入り総合首位を獲得。翌月にシングル、ベスト盤を控える中だったが、他を寄せ付けなかった。手嶌葵はアルバムからのシングルカットだっただけにCDセールスでは16位と低調だったが、DLを含めたセールスでは2位(iTunesでは1位)に食い込み、ラジオでも3位と大量オンエアされ総合2位に浮上。A応PはCD売上とルックアップで2位だったが、ここは相手が悪かったか。
BIGBANGが今週はMV再生回数で1位を獲得。この曲は最新のアルバムではなく4年前のアルバムに収録されていた曲だが、福岡ドームでのライブ翌週でその影響があったか。嵐はシングル発売2週前に早くもツイートで1位となった。なお先週1位のBOYS AND MENはまたしても翌週に100位圏内から姿を消した。
2月29日付(公式解説、CHART insight)
3位 RADIO FISH「PERFECT HUMAN」(配信1位)
5位 ONE OK ROCK「Wherever you are」
14位 嵐「復活LOVE」(ツイート1位)
17位 BIGBANG「FANTASTIC BABY」(MV再生回数1位)
77位 Superfly「黒い雫」(ルックアップ1位)
Billboard JAPANでは初となる2月29日付のチャート。手嶌葵がCDセールスでは21位だったものの、配信で巻き返しセールス総合では1位となり、ラジオ4位、MV再生回数10位で総合首位を獲得。CDセールスではオリコン以上の数字で1位となったこぶしファクトリーだったが、配信での順位の低さが災いしてか、総合では2位まで。RADIO FISHが配信で首位を獲得し総合3位に浮上。この曲自体は昨年末に配信されていたが、13日に放送された「ENGEIグランドスラム」で披露されたちまち話題となった。家入レオはCDセールスこそ8位だったが、ラジオ1位が作用し総合では6位となった。
3月7日付(公式解説、CHART insight)
1位 嵐「復活LOVE」(CDセールス、ストリーミング、ルックアップ、ツイート1位)
2位 BTOB「Dear Bride」
4位 手嶌葵「明日への手紙」
5位 RADIO FISH「PERFECT HUMAN」
12位 BIGBANG「BANG BANG BANG」(MV再生回数1位)
嵐が4部門で首位を獲得し総合首位を獲得。ジャニーズ勢は配信が無いためストリーミングも対象外になるが、今回「dヒッツ」で独占配信されたため集計の対象になったようだ。この週はK-POP勢が多くリリースしたが、BTOBがCDセールス2位、ツイート9位で総合2位。CDセールス3位の超新星がそのまま総合3位と結果を出した。秦基博はCDセールス13位だったが、ラジオ1位と配信で総合9位に押し上げた。