2017シーズン第28節(主に6月7日リリース作品)結果
Green Hill Music Chartと格付けにつきましてはこちらをご覧下さい。2017年シーズンからBillboard JAPAN Hot100でのチャート要素の1つであるルックアップ(推定CD稼働)のランキングを格付け要素として発表します。またCD売上の要素はこの記事内で極力示さない方針で記載しますのでご理解いただければと思います。なお、ルックアップの要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さい(リンク先は2017年度第19節時点での最新仕様に書き換えました)。
それでは、今週のランキングを発表します。
順位(先週の順位) 歌手名「作品名」(CDリリースからの経過週・レンタル開始日)
1位(初) Kis-My-Ft2「PICK IT UP」
2位(1) 亀と山P「背中越しのチャンス」(4週目)
3位(8) 安室奈美恵「Just You and I」(2週目)
4位(10) WANIMA「Gotta Go!!」(4週目・レンタル開始6月3日)
5位(初) 菅田将暉「見たこともない景色」
6位(3) AKB48「願いごとの持ち腐れ」(2週目)
7位(7) シェネル「デスティニー」(5週目)
9位(6) 嵐「I'll be there」(8週目)
Kis-My-Ft2が同門対決を制し2作ぶりの初登場首位を獲得した。今回はメンバー藤ヶ谷太輔が出演しているドラマ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」の主題歌となっており、その効果もあってか、CDの稼動も好調のようだ。ドラマ放送中にどれだけ累積を稼げるかが今後の課題だろう。
亀と山Pは4週勝ち抜きならず2位に後退。しかし今週のTSUTAYAレンタルランキングでも首位をキープしており状態は落ちていないだろう。レンタルランキングで2位の安室奈美恵も今週3位まで浮上。先週順位が伸びなかったのは、一部欠測の可能性もありそうだ。ただドラマが今週(今日)最終回を迎えるだけに、来週以降は自力が求められる展開となるだろう。
レンタルが解禁されたWANIMAが4位まで浮上。リード曲以外も配信で好調なセールスを記録しており、シングルとしての評価も高そうだ。配信では3月(限定配信としては昨年末)にリリースされた菅田将暉のデビューシングルが初登場5位にランクイン。配信からCDリリースまでの期間が長く影響が懸念されたが、きっちり上位に食い込んだ。シェネルは7位キープ。倉木麻衣がトップ10に返り咲いた。
11位以下で20位以内に今週は新譜がランクインせず、今週20位以内の新譜はキスマイと菅田将暉の2作のみとなった。GReeeeNが順位キープで13位と、トップ10には届いてないものの順調に稼動を伸ばしている。20位のClariSも20位以内は4週目と粘りの推移。レンタルが解禁されたコブクロが19位にランクアップし、来週は更に上位に進出してきそうだ。
以上が今週のランキングでした。
来週は2年ぶりとなるB'zが登場。発売とレンタルが同時では無いものの、リリースが待望されていた楽曲が収録されており、レンタル無しで首位獲得の可能性もありそうだ。こちらも2年ぶりとなるFear,and Loathing in Las Vegasはワーナーミュージック移籍初戦となるが、元々(過去の作品を含め)レンタルしておらず、その中でどれだけ自力を見せられるのか。来週のチャートもどうぞお楽しみに。
お知らせ:
夏コミのサークル参加が決定しました。今回は前回までの芸能枠ではなく、3日目の評論枠での参加となります。新刊「J-POP Analyze 2017 夏コミ号」では上半期チャートの総ざらいを含め上半期での注目点をピックアップ。また「アニソン Analyze 2017 夏号」では今年の冬季、春季のアニソンを毎週の結果で上位をピックアップ。今回はこちらにも特集記事を設ける予定です。13日の東2ホール、V19bでお待ちしています。