今週の注目はなんと言っても、来年6~7月にドイツで開催されるFIFAワールドカップ本大会の組み合わせ抽選会が9日夜(日本時間10日早朝)に行われます。
FIFAワールドカップHP http://fifaworldcup.yahoo.com/splash.html
全世界から勝ち上がった32の代表がまずA~Hの8グループに分かれ、2位以内に入れば一発勝負の決勝トーナメントに進出できるだけに、ここでどんな相手と同じグループに入るのか。強豪ぞろいの「死の組」に入るのか、比較的相手に恵まれるのか、興味の尽きないところであります。
まず火曜日に決定した組み合わせ順をご覧ください。
第1ポッド(シード):ドイツ ブラジル イングランド スペイン メキシコ フランス アルゼンチン イタリア
第2ポッド(アフリカ、南米、オセアニア):チュニジア コートジボアール ガーナ トーゴ アンゴラ パラグアイ エクアドル オーストラリア
第3ポッド(ヨーロッパ):チェコ オランダ ポルトガル スウェーデン クロアチア ポーランド スイス ウクライナ
第4ポッド(北中米カリブ海、アジア、ヨーロッパ):アメリカ コスタリカ トリニダード・トバコ 日本 イラン 韓国 サウジアラビア セルビア・モンテネグロ
抽選はそれぞれのポッドに入ったボールの中に出場国の名前が書いてある紙が入っており、それを引いた後、今度はA~Hの入る組が書いてある別のポッドからボールを引き、それぞれの組み合わせが決定していくのである。したがって、同じポッドに入っている国とは同じ組に入ることは無いということになる。例えば…
E組:イタリア エクアドル ポルトガル 韓国
こんな感じになる。(´-`).。oO(いやま、こりゃ地獄だな…)
また、同じ地域から勝ちあがったチーム同士は同じ組に入らないことになっている(チーム数の都合上、ヨーロッパは同じ組に2チームまで)。今回初めてシードされたメキシコは、第4ポッドに入っている北中米カリブ海代表の3チームとは同じ組に入らないと言うことである。
と言う事で、ここからは日本がどんな相手と戦うのか、予想してみたいと思う。
まず今回32年ぶりにオーストラリアが出場することになったが、このオーストラリアは来年からアジア枠に移籍し、日本の強力なライバルとして立ちはだかることがすでに決定している(ニュージーランドもアジア枠に移籍する)。来年以降、オセアニア地域はFIFAランキング100位以内の国が無くなり、非常に弱体化してしまうのである。しかしW杯への門戸はどの国にもチャンスがあるようにしておかなくてはならないので0.5の枠は残ると思う。しかし今回のように南米5位とやっては到底太刀打ちできない。そこでオセアニアを除く一番弱い地域と大陸間プレーオフをする必要がある。そこを決めるのが、今回のもう一つの目的だと思われる。その候補がアジアか北中米カリブ海である。しかし同じポッドに入ってしまった。こうなるとシードされたメキシコがアジアのどこかと対戦するのではないだろうか。私は日本だと思う。この一戦は、先に行われた大陸間プレーオフ同様、次回以降の出場枠の問題を含めた非常に重要な意味を持つ一戦になる。なお、この逆でアジア枠に行くオーストラリアは北中米カリブ海のいずれかと当たる可能性が高い。
そしてポッド2と3だが、日本は過去の組み合わせを見ても、比較的相手に恵まれている、もしくは実力未知数の国と同じ組に入る傾向が見られる。これはFIFAが日本に対し政治的、経済的有効に配慮しているとの通説があるが、これが事実なら逆に「死の組」に入るようなことがあれば、日本のサッカーの実力も認められてきたこと言うことになる。残念ながら今回の日本代表はまだまだ世界に太刀打ちできるレベルではない(落ちた?)ので、こういう配慮がなされるのではないかと思われる。おそらく第2ポッドからはアフリカのトーゴかアンゴラ。第3ポッドからはポーランド、スイス、ウクライナのいずれかが入るのではないだろうか。
従って、
メキシコ トーゴ スイス 日本
こんな感じになるんじゃないでしょうか。土曜日の朝に答え合わせをしてみたいと思います。
P.S. 上の例で挙げた韓国の組み合わせ。満更前回の八百長の口止めとして実行されるかもしれません。