Green Hill Music Chart 2020 第26節結果

2020シーズン第26節(5月18日~5月24日)結果

 今季からGreen Hill Music Chartは大幅リニューアルを行い、Billboard JAPAN Hot 100のチャート要素であるルックアップ(推定CD稼働)に加え、ダウンロードストリーミングの週間チャートを取り入れ3要素の順位を元に順位付けします。なお、各要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さい。

amano-yuuki.hatenablog.jp

 

 それでは、上半期最終週となる第26節の結果です

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2020 Round 26 Result

 LiSA「紅蓮華」が「I LOVE…」の連勝を止め、15週間ぶり6度目の首位獲得となった。先週は「鬼滅の刃」の連載が最終回を迎え、その影響で各指数が増加に転じ、ルックアップではCDリリース47週目にして初の1位。ダウンロードで2つ、ストリーミングでも1つ順位を上げ首位の座を取り戻すとともに、上半期首位を飾る形になった。

 「I LOVE…」は前節のポイントをキープしたものの、「鬼滅」効果に屈する形となった。両者のポイント差は31に開き下半期へと突入する。今週Billboard JAPAN Hot 100、またこのチャートの3要素合計指数となるContactにおいて週間1位となったのが「夜に駆ける」。ダウンロードでは一気に3位まで順位を伸ばし量産体制を築けるか。瑛人はストリーミングで首位の座を明け渡したものの、こちらもダウンロードで順位を伸ばし前節以上のポイントを獲得している。

 前節は順位を落とした「馬と鹿」だが、「ノーサイド・ゲーム」再放送の効果もあってか順位を戻してきた。今週の初登場は2作。「春を告げる」は先月17日にリリースされたyamaにとって初のソロ名義での楽曲。リリース6週目でストリーミング9位まで押し上げチャート初登場。一方「シャゼリア☆キッス☆ダダンダーン」は「ラブライブ!サンシャイン!!」が今年のエイプリルフールネタとして仕込んだ楽曲をCD化し、通販限定での販売(サウンドスキャン、オリコン共に集計対象外)したCDが先週から届き始めチャートインした。 

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)

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Artist Ranking 20-26

 今週はトップ10に変動無し。22ポイント獲得のYOASOBIが22位、15ポイント獲得の瑛人が25位に順位を上げました。

 今週で上半期が終了。昨年下半期からのポイントで見ると首位ヒゲダンが2位米津玄師に1,500ポイント近い大差を付け独走状態。一方今季開始時点では首位だったあいみょんは5位まで後退。それを上回ったのが、今季開始時点では16位だったLiSAとなっており、上位も様変わりしてきました。下半期ではどのような変動が見られるでしょうか。

 

 全ての結果につきましては、こちらからご覧ください。

amalabel.g3.xrea.com

 以上が今週のチャートでした。

 

 さて全国的に発令されていた緊急事態宣言も解除されましたが、今週CDをリリース予定していたKing & Prince、DREAMS COME TRUESEKAI NO OWARIはそれぞれ発売延期を発表。CDでは2年3ヶ月ぶりとなるワルキューレが上位を狙う形になりそうだ。音楽配信でもアニメ・ゲーム系の楽曲がどれだけ勝負出来るかと言った展開になるだろう。果たして下半期はどのような戦いが見られるのか。来週もどうぞご期待ください。

 

おしらせ:

 文中にもありますように、今週のチャートで今季の上半期が終了しました。当ブログでは今週金曜日に上半期チャートのまとめ。そして土曜日に「Green Hill Music Camp」の一環として昨年からスタートした「Green Hill Music Review 2019-20」を発表します。昨年下半期から今年上半期にかけてのヒット曲を紹介しますので、こちらもぜひご覧ください。