2021シーズン第12節(2月8日~2月14日)結果
昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
それでは第12節の結果です。
Ado「うっせぇわ」が三つ巴を制し、リリース17週目、チャートイン4週目にして首位獲得。前節からストリーミングの順位を1つ上げポイントで一歩抜け出し今季初の首位交代となった。
「ドライフラワー」はダウンロードで1つ順位を落とし足踏み。アドバンテージは得られているが、今週は「うっせぇわ」にポイントで差を付けられてしまった。そして「炎」が18週目にして首位逸。ダウンロードとストリーミングで1つずつ順位を落とし遂に首位陥落となった。
「廻廻奇譚」がダウンロードで1つ順位を上げベスト5入り。アニメの主題歌が変わっても、まだまだ勢いは衰えていない。「キミトミタイセカイ」はしっかりルックアップで10Pt.を確保。ただ関ジャニアプリがある都合上、CDを繰り返し聞く必要が無いため、ルックアップは他のジャニーズと比べると低いようだ。
関ジャニ以外にも、今週は4曲が初登場。BUMP OF CHICKENの結成25周年の日にリリースされた「Flare」が6位。同名の映画主題歌となっている「ファーストラヴ」が12位。ドラマ「君と世界が終わる日に」主題歌の「Not the End」は7日から配信を始め実質2週目でチャートイン。シングルCDは24日にリリースされる。映画「花束みたいな恋をした」主題歌の「勿忘」がリリース4週目でチャートイン。ストリーミングでのポイントなだけに、ロングヒットが期待されるだろう。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
トップ10ではNiziUが5位に浮上。この混戦からどれだけ抜け出せるでしょうか。そして1位Official髭男dismと2位LiSAとの差が47Pt.まで縮まっています。昨年の第6節からランキング1位を維持してきたヒゲダンが、来週にもLiSAに1位を譲る形になるのか。
現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて来週は星野源とあいみょんの新曲が登場。ダウンロードの上位が大きく入れ替わりそうな形になりそうです。シングルCDではSixTONESが登場。以前リリースした曲のルックアップにも注目したいところでしょう。遂に「炎」が首位陥落。新たな時代の到来か、それとも混沌とした争いになるのか。来週のチャートもぜひご覧ください。