2020シーズン第46節(10月5日~10月11日)結果
今季からGreen Hill Music Chartは大幅リニューアルを行い、Billboard JAPAN Hot 100のチャート要素であるルックアップ(推定CD稼働)に加え、ダウンロード、ストリーミングの週間チャートを取り入れ3要素の週間チャートを元に順位付けします。なお、各要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さい。
※ 第40節から、今まではMV再生数として扱われていたYouTube Musicの再生数が、ストリーミング数に編入されました。また有料アカウントと無料ユーザーでの再生数の比率によりストリーミング数とストリーミングでのポイントが逆転する場合がありますが、ここではストリーミングでのポイント(Billboard JAPAN発表のStreaming Songsの順位)で順位付けします。
更新が遅れました。それでは第46節の結果です。
YOASOBI「夜に駆ける」がポイントを維持し首位を奪還。3度目の週間首位獲得となった。年間4位を巡る争いは「白日」が再加速し現状は44ポイント差。ただ残り6週あれば射程圏内だろう。
「Make you happy」はダウンロードで1つ順位を上げ2位に浮上。前節首位の「Dynamite」は3位に後退。Snow Manのニューシングルが4位に初登場。連れて前作の「D.D.」もチャート復帰を果たした。またSixTONESもルックアップで1つ順位を取り返しトップ10に返り咲いている。
初登場は6曲。水樹奈々のシングルはトップ10に届かず。今回はアプリゲームの主題歌で本領では無かったか。石橋貴明とマッコイ斉藤によるユニット、Ku-Wa de MOMPE(くわとモンペ)がダウンロードで進出。アニメ「呪術廻戦」主題歌の「廻廻奇譚」はダウンロードで初動(土曜日リリース)11位から順位を上げ発売2週目でチャートイン。「Lovesick Girls」もストリーミングで初動(金曜日リリース)56位から順位を伸ばした。なおこの曲のMVでメンバーのJennieが着用している看護師の衣装が「医療従事者(特に看護師)に対し、極度に性的固定観念を助長させている」として問題となり、近く該当シーンが削除、差し替えられる予定となった。そして23位にはヨルシカの新曲「風を食む」がチャートイン。これらの新曲の進出により、現在年間ランキング2位の「I LOVE…」が脱落となった。
今週のポイントでストリーミングとルックアップの年間チャンピオンが決定。ストリーミングでは「Pretender」が2位の「白日」に71Pt.差を、ルックアップでは「紅蓮華」が2位の「I LOVE…」に63Pt.差を付け逆転が不可能となった。これで3部門の年間チャンピオンが決定し、残すは総ポイントのチャンピオン争いを残すのみとなった(現在「紅蓮華」が「I LOVE…」に124Pt.差)。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)
トップ10ではYOASOBIが2つ順位を上げて5位に浮上。今週も18Pt.を重ね、嵐、あいみょんを一気に抜き去った。5位King Gnuとは155Pt.差あるものの、どこまで詰められるか。
それ以下ではBTSが1ランク、Hey!Say!JUMPが4ランク、BUMP OF CHICKENが12ランクアップ。表の直下だがDISH//も14ランクアップで41位に上がってきている。今季終了時点でランキング上位にはGrand Prixへのワイルド・カード(出場権)が与えられるが、それを巡る攻防も見逃せないところだろう。
全ての結果につきましては、こちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて来週は何と言ってもLiSAの「鬼滅の刃」劇場版主題歌が登場。CD発売に先駆け月曜日には配信が始まり、好調な売れ行きを見せている。NiziU以来の初登場1位も充分にあり得そうだ。配信勢ではback numberの新曲も月曜日から登場。こちらはドラマ「危険なビーナス」主題歌となっている。CDリリース勢ではコブクロ、10-FEET、手嶌葵が登場。大人気アニメのフィーバーがどうチャートを変えていくのか。来週もぜひお見逃しなく。