2022シーズン第23節(5月2日~5月8日)結果
昨シーズンから導入した「リカレント・ルール」について、今季は仕様変更を行い獲得ポイントについても制限を設けました。詳しくはリンクをご覧ください。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
今週の結果をお伝えする前に重要な変更事項が発表されましたので、まずはそれについてお知らせします。
Billboard Japanは今週5月11日発表分のチャートより、ストリーミング再生数が市場全体のバランスから大きく乖離した楽曲に対し、Hot 100に反映させるポイントに独自の係数(減算)処理を行う事を明らかにしました。
【チャートに関するお知らせ①】
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2022年5月11日
2022年5月11日発表チャート以降、総合チャートのストリーミング指標に関して、一部サービスにおける施策によって、再生回数が市場全体の平均バランスから大きく乖離した楽曲に対し、独自の計算公式による個別係数を設定する場合があります。
これは先日4月20日に行われたストリーミング回数そのものに対して係数処理をかける方法を強化した形となり、今週ストリーミングチャート1位だった「ラナ」めいちゃんが、Hot 100へのポイントでの順位では20位圏外となっています。
Green Hill Music Chartでは今回の決定に従い、Hot 100に対するポイントでの順位(Chart insightでの順位)でポイントを付与していきます。
それでは第23節の結果です。まずは11位以下を発表します。
今週は30曲がポイントを獲得。全体的にランクアップが多いが、前節の上位が崩れてのポイントアップと言えるだけに、粘り強くポイントを重ねている曲は評価すべきだろう。
初登場は4曲。一昨年の年末にリリースされた「想うた 〜親を想う〜」が今週急浮上し18位。Hot 100ではラジオでのポイントがあり、それが起因した可能性がある。ドラマ「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」主題歌「Tamed-Dashed」が21位。HKT48、IZ*ONEにも所属していた宮脇咲良が所属している韓国人4人、日本人2人のK-POPユニット、LE SSERAFIMの「FEARLESS」が24位に入った。
つづきましてトップ10の発表です。
現在年間ランキング暫定首位の「残響散歌」が5位まで復帰。リカレント・ルールの対象になっていないルックアップの順位が再浮上し順位を伸ばした。
トップ10での初登場はPSYとBTSのSUGAによるコラボ曲「That That」1曲のみ。ちなみにあの「江南スタイル」のリリースから7月で10年になる。
首位争いは「喜劇」が2位まで再浮上。そして首位は「ミックスナッツ」で変わらず2週勝ち抜き。アニメ「SPY×FAMILY」主題歌による1・2位独占の形となった。
今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
トップ10ではOfficial髭男dismが7位に浮上。差の近いSnow Manもポイントを重ねており両者とも6位のback numberに接近しつつあります。そしていよいよ2位King Gnuが1位BTSを射程圏内に捉えました。来週はいよいよポイントリーダーが入れ替わるのか。
その他、現在の曲別暫定年間ランキングはこちらからご覧ください。
以上が第23節のチャートでした。来週もぜひご覧ください。