Green Hill Music Chart 2023 第29節結果

2023シーズン第29節(6月12日~6月18日)結果

 

 このチャートで用いているBillboard JapanのダウンロードストリーミングMV再生数の要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

amano-yuuki.hatenablog.jp

 

 それでは第29節の結果です。まずは11位以下を発表します。

2023 Round 29 Result

 今週は22曲がポイントを獲得。前節からポイントを伸ばした3曲も1Pt.と小幅な上昇で、ここでは大きく順位を伸ばした曲は無かった。

 初登場は2曲。2021年7月にリリースされたシングルCD「告白」のカップリング曲ながら、今年に入りTikTokをきっかけにブレイクし、今月9日にはTHE FIRST TAKEでも取り上げられた「I'm a mess」がポイント圏内に進出した。また映画「ワイルドスピード ファイヤーブースト」のサントラから「Angel Pt.2」が21位に入った。

www.youtube.com

 

 つづきましてトップ10の発表です。

2023 Round 29 Top 10

 初登場は3曲。映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」日本語吹替版主題歌「REALiZE」が10位。先月12日にTHE FIRST TAKEで披露された「Bye-Good-Bye」が配信リリースされ7位に(原曲とは別計上となる)。来月リリースされるアルバム「ANTENNA」からの先行配信となる「Magic」が5位に入った。

 上位争いは1週間集計となった「Take Two」がポイントを伸ばし3位に浮上。アニメが日曜日に最終回を迎えた「絆ノ奇跡」は更にポイントを伸ばした。しかし「アイドル」の牙城は崩れず、これで初登場から10週連続1位(10週連続1位は現行ルールになって以降では5曲目、非連続でも10週目の1位は7曲目)。パーフェクトも4週連続7度目となった。また今週で暫定年間ランキングも「KICK BACK」を上回り2位に浮上。ストリーミングで過去に例の無いペースで再生数を重ねる「アイドル」は、どこまで連勝を重ねるのか?

【10週以上連続1位】

・「I LOVE…」Official髭男dism(14週)

・「炎」LiSA(17週)※連続1位、および通算1位最多記録

・「新時代」Ado(10週)

・「Subtitle」Official髭男dism(11週)※通算では14週1位

・「アイドル」YOASOBI(10週)※継続中

 

 では今週の結果を受けて、アーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

Artist Ranking 23-29

 トップ10ではYOASOBIが2つ順位を上げて4位に浮上。3位King & Princeとの差も近いが、この両者は今週シングルCDをリリースしており、来週の動向が注目される。またSixTONESが今週も1つ順位を下げ9位。ポイントを獲得できているが、昨年のポイントを相殺しきれていない状態が続いている。

 

 その他、現在の曲別暫定年間ランキングはこちらからご覧ください。

amalabel.g3.xrea.com

 以上が第29節の結果でした。

 

お知らせ:

 2023年度の上半期表彰「Green Hill Music Camp 2023」の発表が始まり、昨年度下半期から今年度上半期の変則年間ランキングによる選抜戦「Green Hill Music Review 2022-2023」を17日に発表しました。

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 今週は過去に年間、上半期表彰に選出されていないながら、今年上半期のランキング上位に入ったアーティストを取り上げる「Green Hill Music Trial 2023」を明日23日に、そして今季上半期チャート上位によるオールスター戦「Green Hill Music Camp 2023」を24日に発表予定です。なおTrialは今季から男女別での選出を廃し、性別関係なく上半期チャート上位からの選出とします。こちらの発表も、どうぞお楽しみ。