2023シーズン第28節(6月5日~6月11日)結果
このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、MV再生数の要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
それでは第28節の結果です。まずは11位以下を発表します。
今週は25曲がポイントを獲得。先週シングルCDがリリースされた「愛の花」が再登場、「心得」もポイントを伸ばしている。
初登場は3曲。「新テニスの王子様」に登場する君島育斗のキャラソン「キミとParty Night」は2020年1月リリースの楽曲だが、今月3・4日に横浜アリーナで行われたイベントでこの曲が披露され、売上を急増させた。「Poppin' Hoppin' Lovin'」は来月リリースのアルバム「POPMALL」のリードナンバーで、5日にMVが公開されていた。「リリス」は6日にリリースされたゲーム「ディアブロIV」とのコラボ楽曲となっている。
つづきましてトップ10の発表です。
「Moving Pieces」が再登場となっているが、これはBillboard Japanの集計ルールの都合上、デジタルEP「Moving Pieces EP」のバンドル(全曲一括)DL売上が、リードナンバーであるこの曲に合算されたためであり、ほとんどの売上はバンドル売上によるものと見られる。
トップ10の初登場は1曲のみ。BTSの10周年記念楽曲となった「Take Two」が6位に入った。
首位争いは「美しい鰭」がダウンロードでのポイントを失い5位に後退。「TATTOO」はポイントを伸ばしたものの4位のまま。THE FIRST TAKE公開の効果もあり「絆ノ奇跡」は大幅にポイントを伸ばしたが、今週もパーフェクトを達成した「アイドル」がこれで9週連続1位となった。なおダウンロード売上では一時「Take Two」が優勢になったものの、元℃-uteのメンバーでもある鈴木愛理による楽曲カバーが話題となり再逆転の要因になったようだ。
今週の結果を受けて、アーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
トップ10ではSixTONESが8位に後退。これによりVaundyが7位に浮上しました。SixTONESは現状ポイントを獲得できているものの、昨年分のポイントの損失が大きく後退の要因になっています。またYOASOBIが米津玄師に接近。来週にも5位が入れ替わりそうです。
その他、現在の曲別暫定年間ランキングはこちらからご覧ください。
以上が第28節の結果でした。
お知らせ1:
Billboard Japanの2023年度上半期チャートが先週9日に発表されました。解説記事を挙げましたので、ご覧いただければと思います。
お知らせ2:
いよいよ2023年度の上半期表彰「Green Hill Music Camp 2023」の発表が始まります。まず今週土曜日は、昨年度下半期から今年度上半期の変則年間ランキングによる選抜戦「Green Hill Music Review 2022-2023」を発表します。年間ランキングや上半期チャートでは見られない、昨年下半期からのヒット曲を取り上げますので、こちらも楽しみにしていただければと思います。