このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、オーディオストリーミング、ビデオストリーミングの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
（重要なアップデート）
Billboard Japanでは今週発表のチャートから、Hot 100ではチャートイン52週を経過した曲、およびHot Albumsでは26週を経過した作品に対し、ストリーミングのポイントを割合減算するリカレント・ルールを導入しました（該当する曲、作品については今週大幅に順位が下がっています）。リカレント・ルールについては以下のリンクもご覧ください。
当Green Hill Music Chartでは2021年度よりリカレント・ルールを導入しており、今回の改訂に伴い「Hot 100に反映される（CHART insightに表示されている）順位によりポイントを付与する」との規定に、（ただしリカレント・ルールの対象になっている曲は除く）とし、今後チャートを制作していきます（大多数の曲は今まで通り順位が付きます）。
それでは第27節の結果です。まずは11位以下を発表します。
今週は21曲がポイントを獲得。「Plazma」、「ダーリン」は共に前週から売上、再生数を伸ばし順位を上昇。ただ後者はあと１週でオーディオストリーミングがリカレント・ルールの対象となる。
ここでの初登場は４曲。来月２日にリリースされるアルバムからの先行配信となる「ギラギラサマー」が12位。フジテレビ系「めざましどようび」テーマソング「Step by Step」が17位。BE:FIRSTのソロ企画第３弾としてリリースされた「Loop」が21位に入った。
つづきましてトップ10の発表です。
THE FIRST TAKEが公開された「倍倍FIGHT!」が急浮上し７位再登場。「KAWAII LAB.」からまた勢いのあるグループが登場してきた。
トップ10の初登場は３曲。アルバム「HAPPY BURSTDAY」のタイトルナンバー「THUNDER」が９位。約４年ぶりとなる配信シングルをリリースしたMrs.GREEN APPLEの大森元貴によるソロ楽曲「絵画」が６位、「こたえあわせ」は19位に入った。
上位争いはシングルCDをリリースしたBE:FIRSTが一気に進出。「夢中」が一気に３位まで浮上し、タイトルナンバーの「GRIT」が初登場で首位を獲得した。しかし各サブスクの順位を見ると多くは「夢中」の方が上回っており、「GRIT」の再生数は局地的なものと見られているため（ただしLINE MUSICでのキャンペーンは行われていない模様）、今後も上位に留まれるのは「夢中」では無いかと思われる。なお首位を明け渡した「クスシキ」だが、前節よりポイントは伸びており首位奪還への足掛かりは築かれている。
それでは今週の結果を受けて、アーティストランキング上位40組はこのようになりました（ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記）。
今週はトップ10に変動無し。ただ３位米津玄師と４位ROSÉ & Bruno Marsの差が詰まりつつある。
今週42Pt.と荒稼ぎしたBE:FIRSTは３つ順位を上げ14位。まずは11位のGEMN辺りがターゲットか。
その他ランキングはこちらからご覧ください。
以上が第27節の結果でした。明日はBillboard Japan 2025 上半期ランキングが発表される予定です。そちらについても速報記事を出す予定ですので、ご覧いただければと思います。
それでは来週のチャートもぜひご覧ください。
