オリコン:06-07シーズン第38節結果と第39節展望

 第38節は嵐が19.2万枚の高水準で首位を獲得。連勝を9に伸ばした。タイアップに恵まれている感があるが、今ジャニーズの中で最も勢いのあるグループと言っていいだろう。
 しかし今週は、これ以外の新譜が軒並み不調。アルバムでのミリオンヒットがまだ記憶に新しい絢香が、今週別パッケージがあるとは言え1.6万枚の5位は、やはりお寒い内容と言ってもいい結果だ。その絢香を初日上回った「仮面ライダー電王」の桜井侑斗&デネブ(中村優一・大塚芳忠)は7位と人気の高さをアピール。そして4枚同時リリースを敢行した「らき☆すた」のシングルは泉こなた平野綾)が8位、柊かがみ加藤英美里)が9位、柊つかさ福原香織)が11位、高良みゆき遠藤綾)が15位と上位を席巻した。その煽りを受けたのがチャットモンチー。しかしスタートで絢香に追随しながら12位と失速したのは、タイアップの強さから考えてもいただけない。なお、SOUL'd OUTは17位と言う結果となった。


 第39節は明けて12日リリースの曲が初登場の中心となる。連勝記録に挑むのは、昨年の3冠王者と言う楽しみなマッチメイクとなった。

 今年デビュー10周年を迎えるKinki Kidsであるが、その年最初のシングルで初の初動20万枚割れを記録する幸先の悪いスタートとなってしまった。今回25連勝の数字を伸ばすことは難しくないが、出来れば初動スコアを戻しておきたい。嵐の19.2万枚が目標となるか。

 その最強の敵を相手にするのが倖田來未。昨年の勢いをもってすればいい勝負になりえただろうが、前作の4曲A面シングルで10.8万枚と一時期の勢いが感じられない。パチンコ・パチスロの宣伝だけが一人歩きしている感があり、どこまで前作の勢いを維持出来るかと言ったところになるだろう。

 平井堅はヒット曲、POP STARのアンサーソングアンサーソングと言えばLifetime Respectのヒットで話題になったが、どうやら苦戦している模様。 宇多田ヒカルが相手で初動は前作から落としそうな感じである。

 ハロープロジェクトの新ユニット、音楽ガッタスは8月22日リリースを回避し今週に回ってきた。しかし直前での販売延期に対応できなかった一部業者が店頭に陳列・販売してしまい混乱を招く結果に発展。その影響が心配されるところだ。


 絶対王者Kinki Kidsに死角はあるのか? まだまだハードルの高いトップ10争いは混迷となりそうだ。


オリコン
http://www.oricon.co.jp/