オリコン:2008年シーズン第44節結果と第45節展望

第44節結果(韓国勢の上位独占に待ったをかけたのは?)

1位 東方神起(※4連勝)
※ 2月から3月にかけてリリースされたソロ盤を除く。公式の記録上は3連勝
 いつものようにスタートで勝負を決めた形となり4連勝を達成。7.1万枚は、前作と比べれば中盤以降の伸びが見られたものの、日曜付けデイリーでは9位まで順位を落としてる。今後も連勝を続けるには今回のように相手を選ぶ必要がありそうだ。

2位 イ・ビョンホン
推定差 -2千枚(-4.49%)
 通常版の他に6千円と4千円の高額な初回限定版の3種リリース。他の韓国勢が日に日にデイリーで順位を落としていく中、彼だけはベスト3をキープし続けることができ、3.8万枚まで数字を伸ばした。なお、彼のシングルリリースはこれが最初で最後になるようだ。

3位 新垣結衣
 コブクロの楽曲をカバー。その原曲はCMでオンエアされているが、このシングルはノータイアップ。週末にはデイリー首位を獲得するなど追い上げたが、2位までは届かなかった。前作から売上は大きく落ちたが、内容的にはまずまずと言ったところか。

4位 リュ・シウォン
 韓国勢の相乗効果もあり、初日こそは3位スタートだったものの、新垣結衣にあっさりかわされ韓国勢のベスト3独占はならなかった。売上も前作から落としており、そろそろ何らかの対策が必要となるか。

5位 いきものがかり
 今回はNHKのドラマ主題歌。終始5位争いを繰り広げていたが、週末にようやく前をかわしベスト5入りを果たした。フジテレビのドラマ主題歌は12月にリリースされる。

6位 ASIAN KUNG-FU GENERATION
 前作から大幅に数字を落とす結果となり、最終的にはいきものがかりに抜かれる展開となった。とは言え先行シングルなだけに、この結果はさほど気にする必要は無いか。

9位 仙台貨物
 前作は5種リリースで上位進出となったが、今回はタイアップが付いての3種リリース。混戦の9位争いは専門店補正が付いた彼らが征する形となった。


 ちなみに、大堀めしべは27位。1万枚には半分も届いておらずこの後の展開がどうなるか…。


正式な結果は必ずオリコン発表のものとご照合・ご確認ください。
http://www.oricon.co.jp


第45節展望(中盤争いは今週も混沌としそうな展開。波乱の予感も)

月曜付けデイリーチェック
 首位新垣結衣の指数は1098。これはデイリーチャートに指数が出てから最低の記録となる。旧譜は1万枚に届くかどうかと言ったぐらいとなりそうだ。

Hey!Say!JUMP(現在3連勝中・前作16.0万枚)
 メンバーも出演しているドラマ主題歌。条件的には前作よりも良いと思われるので前作の数字以上が目標となるだろう。相手は実績豊富だが力を出し切れれば問題ないだろう。

福山雅治(前作8.8万枚)
 前作は関ジャニ∞(エイト)に敗れたが、ここも相手はジャニーズとなった。3種リリースとタイアップの多さはこちらが上だが、前作に比べるとタイアップの内容面で不安が残る。

AKB48(前作2.2万枚)
 大堀めしべの特典には、やはり「引いた」部分が多かったようだが、本体は果たしてどうだろうか。前売りの時点から好調で、週末再点火となれば前作の順位(10位)では終わらないだろう。

中川翔子(前作3.3万枚)
 今回はCMタイアップと言うことで、前作と比べると苦戦は免れないところ。順位的には前作と近い位置かもしれないが、数字を落とす可能性は高いだろう。

GARNET CROW(前作1.1万枚)
 2種リリースで前売りの時点で良さそうな推移を見せており、今回警戒が必要となりそうだ。前作実績の近い2組に対し、やや優位な立場に立ったようだ。

mihimaru GT(前作1.9万枚)
 今週、いきものがかりがNHKのドラマタイアップで苦戦したが、どうやらこちらも苦戦しそうである。今週はアニメタイアップ曲も多いだけに、下位争いに巻き込まれ補正考慮となると分が悪くなる。

神谷浩史 come across ティエリア・アーデ
清水翔太(前作2.3万枚)
Angelo(前作1.2万枚)
堀江由衣(前作1.2万枚)
DOES(前作2.1万枚)

 今回苦戦を強いられそうなのが清水翔太。2作続けてベスト5入りしていたが、ここではトップ10入りも危ぶまれる展開になりそうだ。その相手となりそうなのが上記3組。DOESはまたしても、前作トップ10入りから100位以下に逆戻りとなってしまうのか?


火曜付けデイリーチェック
 首位スタートはHey!Say!JUMP。やはり前作以上のスタートとなり20万枚を見据える形となった。福山雅治も前作よりいいスタートとなった。前作のペースなら11万枚まで数字を伸ばせそうだが、10万枚が目標となるだろう。今回は地方開催の握手券(開催は来週と再来週末)を入れたAKB48が3番手と好発進。ただ今後の展開が読みにくくなったもの事実で、紛れの要素もあるだろう。12位までが初登場だが、上記でも危惧されていた清水翔太が11番手と大きく出遅れる形となった。