オリコン:第49節の見どころ(2011 J-POP Climax Series week 1)

第49節の見どころ(いつもの手法が封じられ思わぬ展開に。例によって“奥の手”か?)
順位は火曜付けデイリーチャート

1位 Not yet(2連勝中・前作15.6万枚)
 テレビ朝日系「THE STREET FIGHTERS」10月度オープニング・セレクション。連勝を伸ばすには首位スタートが絶対条件だったが、相手の不調もありまずは先手を奪うことが出来た。ただタイアップが付いたとは言えそれ程効果は無さそうである。明日以降なるべく粘り金星を狙いたいところだろう。
推定初動枚数:14.6万枚(何事も無かったとしても首位獲得には微妙な数字と思える)

2位 Sexy Zone(デビューシングル・5種)
 フジテレビ系「ワールドカップバレーボール2011」イメージ・ソング。恒例となったW杯バレーでのデビューユニットだが、国際バレーボール連盟(FIVB)から遅延行為に当たるとして、今回は日本戦前にこの曲を歌う事が出来なくなってしまった(FIVBの会長が変わった事が要因と言われている)。それもあってなんとNot yetに先行される展開となってしまった。4年前のHey!Say!JUMPの数字(24.7万枚)からは程遠いスタートで、首位獲得にはデビュー戦でいきなり“策”を講じなくてはいけない展開にもなりかねない事になってしまった。

3位 GLAY(前作2位・6.3万枚)
 シングルリリースは1年2ヶ月ぶり。高橋洋子残酷な天使のテーゼ」(1995)のカバー曲を収録。久々でノンタイアップではあるが前作同等のスタートを切る事ができ、週間3位争いでは優位に立った。人気アニメのカバー曲と言う点も、今回は強みとなっているか。
推定初動枚数:6.2万枚(ノンタイアップをカバー曲でどれだけカバーできるか)

4位 Acid Black Cherry(前作5位・5.0万枚)
 5ヶ月連続リリースの3枚目。今回は久宝留理子「男」(1993)のカバー曲を収録。3位と4位はカバー曲を収録した同士になったが、この位置から大きく崩れる事は無いだろう。今回も売上を伸ばすことが出来るだろうか。

5位 ハロー!プロジェクト モベキマス
 ハロー!プロジェクト全ユニット、全メンバーによるシングル。モーニング娘。の前作の数字(5.0万枚)がABCとほぼ同等と考えると、今日の上との差次第では週間で逆転の可能性もありそうだ。

6位 AAA(前作5位・3.5万枚)4種→3種
 前作はパッケージ数増でアニメタイアップだったが売上を落とし(前々作4.7万枚)、今回はノンタイアップでパッケージ数減。せめて前作並みの数字にしておきたいところだが、今日の時点で前とどれだけ近いかにもよりそうだ。

8位 GReeeeN(前作10位・1.3万枚)
 表題曲が映画「アントキノイノチ」主題歌(19日公開)。カップリングが東洋水産「マルちゃん 赤いきつね緑のたぬき」CMソング。共に話題となっているタイアップで今回は復調の気配が見えそうなスタートとなった。推移も以前のものとなれば明日以降デイリーでの順位も期待できそうだ。

9位 2NE1(初のシングルリリース)
 韓国の女性4人組ユニット。9月にアルバムをリリースし週間首位を獲得しているがその時の売上は2.6万枚で高い数字とは言えない。この位置からのスタートとなるとアルバムから半減近い数字になる可能性もある。

10位 FUNKY MONKEY BABYS(前作10位・2.0万枚)
 表題曲がよみうりランド「ジュエルミネーション」CMソング。カップリングに「めざまし×ファンモン ソングエイド」応援歌とモンテローザ「宴会キャンペーン(Billion Smiles!)」キャンペーンソングを収録。タイアップ的には弱く、来月にアルバムを控えている事を考えるとこの位置でも仕方なしか。週間トップ10入りには厳しい位置だろう。


来週以降の新譜情報はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/65221701.html