オリコン:2009年シーズン第17節結果

第17節結果(今週もレベルの低い状態が続く。特に下位は…)

1位 剛 紫
推定差 約1千枚(+2.56%)
 金曜日発売と言うことを除けば、アルバム同時リリースと言う点では244 ENDLI-xでリリースした前作と同じ条件ではあったが、売上は4.4万枚までしか伸びなかった(アルバムも5.8万枚で3位)。音楽性を求めたジャニーズ系CDは売れないと言う話は良く聞かれるが、まさにその通りと言える結果である。あれだけ強かったキンキに対しこの言葉を使うのも失礼かもしれないが、今回は相手に恵まれた形だろう。

2位 BREAKERZ(自己最高位更新)
 今回はFC限定盤がある都合上スタートに偏った数字になったものの、前作の売上を更新し2.1万枚まで数字を伸ばしてきた。ただこの数字で2位はそうそう取れるものではない。今後もFC限定盤をリリースするのかどうか、陣営の判断が問われるだろう。

3位 alan(初のトップ10入り)
 9位スタートで売上推移もまずまずと言ったぐらいだったが、突如日曜付デイリーで首位を獲得。ここでの数字が大きく働き、初のトップ10入りどころか、いきなりのベスト3入りとなった。逆に言えば、この動きだけでも今週は3位を取れてしまうほど今週のレベルが低いと言うことの裏返しでもある。
 日曜付に急騰したのは先週金曜日に公開された映画「レッドクリフ PartII」のCD付きパンフレットの売上が一斉計上されたのが要因と推測される。以前からローソンで限定販売されている美女木ジャンクションが日曜付に一斉計上されているが、その傾向から考えると、すでに大ヒットが伝えられているこの映画の効果から、今週の日曜付でも大暴騰の可能性がある。もちろんこの売り方についての是非は囁かれているが…

6位 徳永英明
 2位スタートだったものの実質は1万枚台に乗せられるかどうかと言った具合だったが、僅かに1万枚には届かなかったようだ(千位四捨五入のため1.0万枚表記)。この数字では安定してトップ10入りは難しいだろう。

8位 詩音(初のトップ10入り)
 6位スタートながら翌日には3位まで順位を上げて好調ぶりをアピール。一気に数字を3倍近く伸ばし初のトップ10入りとなった。こちらは今後の活躍に期待が持てる結果となった。

10位 川嶋あい
 「あいのり」の主題歌を歌っていた頃は上位に顔を出していたがそれ以来、2年2ヶ月ぶりとなるトップ10入りとなる。ただalanの急浮上は想定外だったとしても詩音に抜かれたのは内容に不安が残る。


その他
11位 tacica
12位 緒方理奈(水樹奈々
14位 フジファブリック
22位 Caocao
24位 BONNIE PINK
 tacicaはアルバム先行シングルで前作同等なら悪い評価は出来ない。緒方理奈と森川由綺の差は声優人気によるところだろう。フジファブリックも売上を伸ばしており、こちらも状態は上向いてる。Caocaoは映画公開前だったのが敗因か。そして惨敗したBONNIE PINKの状態が気がかりである。
 そして今週も最低記録更新の一報を伝えなくてはならない。その24位BONNIE PINKは順位毎の歴代最低売上記録を更新している。また今週は60位から1千枚を割り込んでおりこれもワースト記録。100位の記録もワーストを更新してしまっている。


月曜付けデイリーチェック
 首位は再び剛 紫に変わった。1万枚ぐらいのペースではあるが金曜リリースと言う点で少しは粘る可能性もある。2位には急上昇した氷川きよし。以下秋元順子水森かおりの演歌勢が付けることとなり、今週もこの2人は上位に踏みとどまりそうだ。


第18節新譜紹介
 人数を倍増させたEXILEコブクロと対戦する注目のカードが組まれた。各所で大論争を巻き起こしたJ Soul Brothersとの吸収合併による影響が心配されるが、どうやらリードしているのはEXILEの方のようだ。コブクロは僅差で追って週末まで勝負を持ち込ませたいところだがうまくいくだろうか。それ以下の争いは℃-uteが逃げ、GIRL NEXT DOORBase Ball Bearが追う展開に。すっかりヒール役が板に付いた(?)ガルネクが、また何かやらかすのであろうか??


来週以降のリリース情報はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/60718342.html