週間シングルルックアップチャート(1月18日付)

 シングルCDのルックアップ(稼動数)に絞って紹介している週間シングルルックアップチャート。それでは今週のチャートをチェックしていきたいと思います。なお、ルックアップの要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さい。ここでは実際のCD出荷数に近い数字とされるオリコンでの結果を中心に比較します。


1位(1) Superfly「黒い雫」(6週目・3週連続1位)
2位(2) 西野カナ「トリセツ」(18週目・2週連続2位)
3位(3) EXILE「Ki・mi・ni・mu・chu」(5週目・3週連続3位)
4位(5) コブクロ「未来」(4週目)
5位(6) AKB48唇にBe My Baby」(5週目)
6位(9) 嵐「愛を叫べ」19週目
7位(4) back number「クリスマスソング」(8週目
8位(7) miwa「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」(9週目
9位(12) イヤミ feat.おそ松×カラ松×チョロ松×一松×十四松×トド松(鈴村健一櫻井孝宏中村悠一神谷浩史福山潤小野大輔入野自由)「SIX SAME FACES~今夜は最高!!!!!!~」(4週目)
10位(10) E-girls「Merry×Merry Xmas★」(3週目・2週連続10位)

 Superflyが3週連続1位。販売形式が特殊なシングルだけあって他のシングルとは違う傾向で推移している可能性が高い。累積稼動を含めどこまで上位ランクを続けられるかにも注目したい。
 ベスト3は変動無し。西野カナは18週目。先週トップ10に復帰した嵐は19週目となる今週もランクイン。back numberが後退気味だが8週目でこの順位は優秀。今週唯一トップ10圏外から浮上したのは「おそ松さん」ED。4週目だがレンタルはCD発売と同時に解禁されており、特に稼動数の大きな変動があった訳では無いようだ。

 続きまして今週のオリコンチャートとの比較です(-は100位以下でポイント有り。×は100位以下でポイント無し、もしくは欠測。不は不明)。トップ10とルックアップで20位以内に入った新譜を掲載。

1位(-) BOYS AND MEN「BOYMEN NINJA」
2位(21) SUPER JUNIOR「Devil/Magic」
3位(不) ベイビーレイズJAPAN「走れ、走れ」
4位(14) 乃木坂46今、話したい誰かがいる」(11週目)
5位(-) Rev.from DVL 「屋上のスキマ 白いソラ」
6位(×) 岩佐美咲「ごめんね東京」
7位(-) ラブ・クレッシェンド「コップの中の木漏れ日」(7週目)
8位(33) ASIAN KUNG-FU GENERATION「Right Now」
9位(5) AKB48唇にBe My Baby」(5週目)
10位(不) MION「Summer Magic」

※ (不)はChart insightにおいて、無料公開部分である各要素20位以内にランクイン出来なかったため確認が取れない事を示す。

 見事なまでに新譜総崩れ。オリコンでは10.2万枚を計上し初の週間首位を獲得したBOYS AND MENだが、ルックアップではランク外(100位圏外)と、「上辺だけの売上」が鮮明となった。これではオリコン1位も価値を失うだろう。オリコン2位のSUPER JUNIORも5.1万枚を売り上げたが、トップ10どころか20位以内にも入れずCD稼動率の低さを示す結果に。今週は一部順位で歴代最低水準の売上を記録したが、CD稼動に関しても軒並み低調な結果となっており「聞かれていないCDが大量に売れただけ」と言われても反論の余地は無いだろう。