Green Hill Music Chart 2021 第15節結果

2021シーズン第15節(3月1日~3月7日)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

amano-yuuki.hatenablog.jp

  また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

【重要】 今月からポイント換算が変更されています。推定値についてはリンク先を参考にしてください。

amano-yuuki.hatenablog.jp

 

 それでは第15節の結果です。

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2021 Round 15 Result

 優里「ドライフラワー」はダウンロードで1つ順位を落とし、Ado「うっせぇわ」はストリーミングで1つ順位を落とし、今週もこの2曲は同点。アドバンテージとなるContactの順位差で「ドライフラワー」が2週勝ち抜きとなった。ただBillboard Japan Hot 100では「うっせぇわ」が「ドライフラワー」を初めて上回り首位を獲得。「ドライフラワー」がCDTVライブライブで披露されたにも関わらず逆転された意味は大きく、両者の争いに動きがありそうな予感がする。

 Mステで披露された「勿忘」がダウンロードでもポイントを獲得しベスト3入り。来週以降、2強を追えるのか。藤井風の新曲「旅路」がダウンロードで1位。デビューした昨年はアルバムチャートで結果を残しており、今回シングルチャートで初ポイントとなった。トップ10では「廻廻奇譚」が再浮上。映画「太陽は動かない」主題歌の「泡」(あぶく)が9位に入った。

 初登場は他に3曲。1年7ヶ月ぶりのシングルCDとなったBEYOOOOONDSが15位。ハロープロジェクトとしても久々のポイント獲得となった。TBS系『東日本大震災 10 年プロジェクト「つなぐ、つながる」』テーマ曲「蕾」が22位。バーチャルYouTuber桃鈴ねねの新曲が25位に入った。

 なお前節も取り上げた通り、今週からLiSA「炎」のストリーミングとルックアップがリカレント・ルールの対象となりポイント圏内に入れずチャートアウト。この影響を含め今週は4曲が再登場となった。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-15

 トップ10ではBTSが4位に浮上。現地時間14日にアメリカで行われるグラミー賞でのパフォーマンスも予定されており、その効果にも期待できそうだ。

 それ以下ではEveが100Pt.を突破。どこまでポイントを重ねられるでしょうか。

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

amalabel.g3.xrea.com

 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週はKAT-TUNがシングルをリリース。しかも今回はジャニーズでは初となるデジタル同時リリースとなり、ここでの結果はジャニーズの今後の展開にも影響しそうだ。また2度の延期を経て月曜日から公開された「シン・エヴァンゲリオン」主題歌を歌う宇多田ヒカルにも注目が集まる。CDはアルバム扱いのためシングルチャートではルックアップの対象外となるが、映画同様の大ヒットとなるか。UVERworldも上位争いに加われるか。今後を見据えても重要な一戦となりそうな今シーズン第16節。お見逃しなく。