2021シーズン第10節(1月25日~1月31日)結果
昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
それでは第10節の結果です。
LiSA「炎」がストリーミングで1つ順位を落としたがポイント減を最小限に済ませ連勝を16に伸ばした。ダウンロードとストリーミングの集計方式が現在のものになってからは「炎」が連勝記録を更新中だが、以前の方式では星野源「恋」が19週連続1位が最長記録となっており、この記録も更新する可能性が出てきている。
先週木曜日に「スッキリ」に出演した優里の「ドライフラワー」が放送後の反響で数値が伸び、ダウンロード2位、ストリーミング1位の19Pt.で2位まで浮上。また「うっせぇわ」も引き続き好調を維持しストリーミングで「炎」を上回り、見た目では1つ順位を下げたもののポイントは前節を上回っている。「Dynamite」は今週からダウンロードもリカレント・ルールの対象となったが、順位を上げポイント圏内に浮上。これにより「夜に駆ける」がリカレントされてしまった。CDをリリースした乃木坂46がルックアップできっちり10Pt.をマーク。今回はそれ以外のところでも前作以上の数字となっており、久々のシングルだったが結果を残した。「廻廻奇譚」はダウンロードで順位を回復し6位まで再浮上。アニメの主題歌は入れ替わったが、まだまだこの曲の人気は健在のようだ。
初登場は2曲のみで、いずれも「あんさんぶるスターズ!! シャッフルユニットソングコレクション vol.01」に収録されている曲となっている。ダウンロードでは「Midnight Butlers」は昨年12月、「Living on the edge」は昨年10月にリリースされていたが、CD発売を機に再浮上した。また「春を告げる」、「三文小説」がハーフポイントを獲得し再登場。「春を告げる」は今季初ポイントとなった。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
トップ10ではBTSが7位に浮上。4位King Gnuとは10Pt.しか差が無く、ポイント次第では来週一気に4位まで上がる可能性がある。
それ以下では優里が100Pt.台に乗せ17位に浮上。15位乃木坂46までは射程圏内か。
現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて来週はCDリリース勢からはポイント圏内が難しそうか。配信リリースでは香取慎吾、菅田将暉が上位を伺う。新譜による入れ替わりが少なさそうな週となりそうだが、チャートはどのように動くのか。来週もぜひご覧ください。