2021シーズン第41節(8月30日~9月5日)結果
昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
※ Billboard Japan Hot 100は今週発表分からラジオ、ルックアップ、ツイートのポイント換算が変更となりました。ラジオは上方修正された可能性があり、ルックアップは明らかな下方修正が見られています。ツイートに関しても、下方修正の可能性が高いです(上方修正する根拠に乏しいため)。
【チャートに関するお知らせ】
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2021年9月8日
総合ソング・チャート“HOT 100”に関して、指標別ポイントのレシオを見直し、2021年9月8日公開分からラジオ指標、ルックアップ指標、Twitter指標のポイント換算時における係数を変更いたしました。
それでは第41節の結果です。
※ 9月16日にBillboard Japan Hot 100に訂正が入りました。Official髭男dism「アポトーシス」のストリーミング回数が追加され、YOASOBI「三原色」と順位が入れ替わりました。
これにより「アポトーシス」は獲得ポイントが5Pt.(DL4Pt. + St. 1Pt.)となり15位に繰り上がり。「三原色」は0.5Pt.となりますが、順位に変更はありません。
back number「水平線」がストリーミングで首位を獲得。ダウンロードでは順位を落としたもののリードを守り切り2週勝ち抜き。今週のストリーミングは1位から3位までが3,757回差と僅差で、back numberは中間(水曜日時点)では3位だったものの、そこから逆転して週間1位を獲得。この勢いを維持できるだろうか。
「Cry Baby」が再浮上で2位まで復帰。またしても首位争いに加わりそうな勢いを見せている。今週複数要素でトップ10入りをしたのはこの2曲だけで、27位までがポイント獲得と縦長の展開となった。なお5位の「Butter」が今週のポイントで年間暫定5位に浮上している。
初登場は9曲。うち4曲はReoNaの楽曲となっているが、これは先日リリースされたゲーム「月姫 -A piece of blue glass moon-」の主題歌、挿入歌となっている。このゲームは2000年の冬コミに完全版が同人サークル時代のType Moonからリリースされ、のちにテレビアニメ化もされた同人ゲーム業界でも伝説的な作品として知られており、今回20年半の時を経てコンシューマ版としてリメイクされた。ゲーム自体も14万本を超える売上を記録しており、人気の高さを示す結果となっている。ReoNa自身も今週だけで18.5Pt.を獲得。一気にGrand Prix選出圏内に進出してきそうだ。
その他の新曲は、日産スタジアムでの無観客ライブ後にリリースされた「燃えよ」が6位。今月発売のアルバムからの先行リリースとなる「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」が9位。ドラマ「痴情の接吻」主題歌の「夏と君のうた」が10位。山田孝之と愛笑むとのコラボ曲となった「来鳥江」(読み:らいちょうえ)が11位。シングルCDは通販限定でのリリースとなった「Just」が21位となった。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
今週はトップ10に変動は無し。来週以降NiziUが大きくポイントを落とすため、優里が4位に上がる見込みとなっています。
今週17Pt.のback numberが13位、14Pt.の藤井風が15位に上昇。18.5Pt.を稼いだReoNaは前節の93位タイから47位まで浮上してきました。
現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて来週はKAT-TUNが再びCDと配信の同時リリースを慣行。前作はあと一歩のところで週間首位を逃したが、今回はどうなるか。それ以外では前節の上位争いが引き続き行われるものと見られる。KAT-TUNが波乱を呼び起こすのか。来週のチャートもぜひご覧ください。
お知らせ:
上記にもあります通り、今週発表のBillboard Japan Hot 100で今季3度目となるマイナーチェンジ(ポイント換算の変更)が行われました。これにより今季に入りほぼ全ての要素においてテコ入れが行われたものとなり、変更前と変更後では同じ売上、再生数でも得られるポイントが異なり、それが年間ランキングにそのまま反映されます(Billboard Japanは売上、再生数では無く、そこから換算したポイントで順位が付けられている)。
その場合における不公平性を考慮し、今季の年間表彰にあたるGreen Hill Music Grand Prix 2021では当初予定していた選考基準を見直す事となりました。Twitterでは第39節終了時点での暫定選出者を公開しましたが、これによりメンバーが大幅に入れ替わる可能性もあります。
【Green Hill Music Grand Prix 2021 暫定選出者】第39節終了時点
— 天野優樹 (@amanoredstar) 2021年8月27日
第33節時点からの入れ替わり
白組
Out Mr.Children
In Novelbright(選出圏内に再浮上)
紅組(欠員1だったため、Inが1組多い)
Out TWICE、中島みゆき
In 東京事変、Belle、millennium parade × Belle pic.twitter.com/m9IQvWcBbo
見直し後の選考基準については追って(今月中には)お知らせいたします。今年の音楽界の総決算となる「Green Hill Music Grand Prix 2021」もどうぞお楽しみに。