2023シーズン第13節(2月20日~2月26日)結果
このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、MV再生数の要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
それでは第13節の結果です。まずは11位以下を発表します。
今週は27曲がポイントを獲得。前節チャートインしていた曲で、今週ポイントを伸ばした曲は無し。波乱含みとなった前節の影響を受けているようだ。
初登場は5曲。高校生RAP選手権に出場経験のある百足と韻マンによるコラボ曲「君のまま」が12位。珍しくストリーミングでの再生回数キャンペーン無しで初登場上位に入った。SKY-HI主催オーディション「THE FIRST」から生まれたグループShowMinorSavageから2曲がチャートイン。「Crow Song」をゲーム「ヘブンバーンズレッド」のShe is Legendがカバーした楽曲が22位。元々この曲は2010年に放送されたアニメ「Angel Beats!」の劇中歌で、アニメ内に登場するガールズバンド、Girls Dead Monster(この時点ではボーカルは沢城みゆき、後にLiSAになる)による楽曲。現在ゲーム「ヘブンバーンズレッド」で「Angel Beats!」とのコラボが展開されており、それを記念してのコラボ曲となっている(両作品とも楽曲担当は麻枝准)。
つづきましてトップ10の発表です。
前節からポイントを伸ばしたのは3曲。「タペストリー」、「ツキヨミ」はMV再生数で、「星月夜」はダウンロードで、「怪獣の花唄」はストリーミングで順位を上げた。
初登場は2局。1st EP「ShowMinorSavage」のリードナンバー「SUPER ICY」が10位に入り、収録曲3曲がすべてチャートインした。
上位はほぼ前節下げた分の順位を取り戻しており、そこに「アタシは問題作」が2位に食い込んだ。なおこの曲を手掛けたピノキオピーの「匿名M」も今週19位に初登場している。しかしそれを「Subtitle」が上回り1週で首位の座を奪還。通算14週目の1位は2020年に現在のチャート方式になって以降では「I LOVE…」に並ぶ2位タイの記録となる。
なお「Subtitle」と「KICK BACK」のストリーミングでの週間トップ10入りが(「Subtitle」はダウンロードも)20週に達したため、来週からはリカレント・ルールが適用され、獲得ポイントが1/2になる。
では今週の結果を受けて、アーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
トップ10ではKing & Princeが3位に浮上。今季はルックアップがチャート要素から除外されジャニーズ勢は不利になるかと見られていたが、MV再生数で順調にポイントを重ね3位まで順位を上げてきた。またKing Gnuが1つ順位を下げ9位に。昨年この時期に大量ポイントを稼いでいたため、今後もしばらく大きな下落を続けるだろう。
さて今週で今季の1/4が終わりました。ここで第13節時点での年間暫定ベスト20を見てみましょう。
果たして3ヶ月後の上半期時点ではどう変わっていくでしょうか。
その他、現在の曲別暫定年間ランキングはこちらからご覧ください。
以上が第13節のチャートでした。来週もぜひご覧ください。