オリコン:2008年シーズン第25節結果と第26節展望

第25節結果(今シーズン前半戦最終節は波乱に次ぐ波乱の展開。しかし最後は…)

先週のあらすじ
 GReeeeNが前節の勢いをそのままに月曜付けトップスタート。翌火曜付けで首位に立つことが想定されるタッキー&翼がどれだけの数字で来るかに注目が集まった。その火曜付け、タッキー&翼が首位に立つが前作よりも数字が悪い。案の定木曜日にはGReeeeNに逆転を許してしまう。しかしこの翌日、急遽タッキー&翼が日曜日に会場でのCD購入を入場条件としたイベントを開催することを発表。土曜日付けでGReeeeNが累積で抜き去り暫定首位に立つも、予断を許さない状況だった。しかし、波乱の今シーズン前半戦最終節はこれだけでは終わらなかった。

1位 GReeeeN(2週勝ち抜き)
推定差 +1.64%(約1千枚)
 確かにタッキー&翼の数字は日曜日付けで大きく伸びた。しかしGReeeeNがそれ以上の伸びを見せタッキー&翼に引導を渡すこととなった。ドラマの新展開が日曜付けの驚異的な数字(約2万枚+)に結びついた可能性は高く、累積がどこまで伸びるのかも楽しみになってきた。

2位 タッキー&翼
推定差 +2.53%(約2千枚)
 日曜付けのデイリーチャート、当初の発表は3位、指数は2298だった。しかし公式に発表されたときには2位、指数8524と大幅に修正が加えられた。修正分の売上換算は1万枚強なので、上記イベントでの売上を加えなかった数字と推測できるが、統計調査をする企業としてあるまじきミスにも関らず、今のところ謝罪文章などは見当たっていない。あからさまに1位狙いのイベントを企てた陣営側に対する批判は当然であるが、不可解な数字の変更をしてしまったオリコンも非難を受けるべきだろう。
 しかしavexがこのような突発的なイベントを企てたのは今年に入ってこれが3回目である。もし株主総会に出席する人がこれをご覧になっているならば(もしくは知人でも可)、このような疑いがもたれていることを厳しく言及してもらいたいものである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080622-00000002-oric-ent

3位 LM.C(初のトップ10入り)
 さてタッキー&翼のドーピングばかりが週末はクローズアップされる形となってしまったが、こちらもこちらで5種リリース+多種購入特典とCDを余計に買わせる手法でファンの批判を集めている。元々20位台後半ぐらいの実績しか無いだけに、ファン離れを起こしてしまうと死活問題になりかねないところだが…。

4位 清水翔太(自己最高位)
 週末は前を追いかける形となったが、ベスト3入りはならなかった。先週はニューヨークでイベントに参加し、週末には日本に戻ると言うハードな日程だったが、結果を残すことが出来た。

5位 BoA
 旧譜であるGReeeeNの下からのスタートとなってしまい、結局はGReeeeNの勢いを見せ付ける3位スタートだった。前作はアルバムからのシングルカットだっただけに順位は残せなかったが、これで次回以降に弾みを付けることが出来るか?

6位 柴咲コウ
 今回はスカパラホーンズ(東京スカパラダイスオーケストラ)との共演で、こちらも前作の20位からトップ10復帰を果たした。売上もまずまずでこちらも巻き返しの余地を作ることが出来た。

7位 米米CLUB
 ドラマ「猟奇的な彼女」(日本版)の主題歌。前作は売上こそあったものの順位が伴わない結果となってしまっていたが、売上、順位共に伸ばしてきた。こちらもトップ10復帰組である。

10位 トータス松本(ソロデビュー作)
 ドラマ「ホカベン」の主題歌。ソロデビュー曲となったが、6位とそれ程差の無い10位と健闘を見せた。ソロ活動でも注目を集めていくことになるだろう。

正式な結果は必ずオリコン発表のものとご照合・ご確認ください。
http://www.oricon.co.jp/


第26節展望(今シーズン後半戦の開幕は豪華な三つ巴戦。果たして勝つのは?)
(GP)はグランプリ出場アーティスト
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/53937108.html

(GP)GLAY
 前作首位を逃しているが、相手がMr.Childrenだったと言うところを考えると、やはりここでは一枚上手と言うことになるだろう。再び連勝を築き上げるにはうってつけの相手と言えるだろう。

(GP)倖田來未
 ラジオ番組での問題発言から3ヶ月。はたしてその影響がどれだけ残っているのかが最大の焦点だろう。やや前に置いていかれている展開になっており、2番手争いも油断できない状況となっている。

T.M.Revolution(現在2連勝中)
 シングルのリリースは2年10ヶ月振りとなる。連勝はいずれもガンダムで今回もアニメ主題歌であるが、ガンダム程の効果は見込めない。3位争いはおろか、GReeeeNを追いかける展開までありえそうだ。

(GP)UVERworld
 確実に力を付けてきていることの証明なのか、3強争いに割ってはいる形となりそうだ。場合によっては2位争いに加われる可能性も秘めており、この相手で結果を残せば更に評価は上がるだろう。

High-King
 ハロプロの新ユニットは、この強豪相手にどれだけのパフォーマンスを見せることが出来るか。今後を占う意味でも試金石となりそうだ。初日にGReeeeNは上回っておきたい。

大橋卓弥
 まずまずのスタートは切れているが、2作連続3位と同じ位置はやはりこの相手関係では難しい。High-Kingを早めに捕らえ、GReeeeNを見据える位置に付きたい。


週間首位獲得予想枚数
火曜日付けトップスタートはGLAY。しかし倖田來未との差はそれ程無い。前作のペースに換算するとGLAYは10万枚前後、倖田來未はその10万枚には届かないペースだが、4曲A面シングルと言うことを考えると、週末までもつれ込みそうな展開にもなりえる。3位スタートのUVERworldは6万枚を超えそうな勢いだ。


上半期王者決定戦Green Hill Music CUP 2008のお知らせ
 第25節で今シーズンの前半戦が終了した。上半期シングル・アルバムランキングが発表され次第、全20組の出場アーティストが出揃うが、まずは出場決定アーティスト10組を紹介しよう。

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 そうそうたる顔ぶれが揃ったが、残りの10組には青山テルマfeat.Souljaや、今日新曲を初披露した羞恥心、EXILE宇多田ヒカルと言ったところも入ってきそうだ。正式なメンバーが発表されるまでは猛しばらくお待ちください。