オリコン:2010年シーズン第7節結果

第7節結果(上位陣は伸び悩み総崩れと言う展開に。しかしそれ以下では注目株が台頭か)

1位 aiko(2連勝)
推定差 ほぼ無し(+0.91%)
 前作初の首位獲得からここではどのような動きを見せるかが注目されたが、初日から前作を下回るペースで推移。結局伸びと言う点においても前作を下回り、前作から1万枚以上数字を落とし5.8万枚と言う結果となった。ひょっとしたらファンは、「曲げられない女」主題歌「戻れない明日」よりも、紅白で披露した「ウェルかめ」主題歌「あの子の夢」のCD化を望んでいたのかもしれない。

2位 ゆず
 久々に不利な条件無しとなりaikoとの首位争いに期待が集まったものの、こちらもほぼ同一条件の3作前と比べて出遅れる形となってしまった。結局こちらもその3作前から比べて1万枚以上初動を落とすこととなり、前作から伸びと言う点でも落ちてしまった。アルバム後だっただけに結果を残したかったが、不安を残す結果となってしまった。

3位 flumpool
 今回もドラマ「ブラッディ・マンデイ」の主題歌を担当(前シリーズの主題歌はシングル化されていない)したが、3位争いでは追い上げられる展開となってしまった。結局放送効果もあり日曜付けデイリーチャートで首位を獲得しなんとか3位を確保。売上は前作比微減で済ませたのは、ドラマ視聴率が思わぬ苦戦を強いられている中、健闘した部類に入るか。

4位 清水翔太×加藤ミリヤ
 5番手スタートだったものの、前作同様徐々に追い上げを見せデイリーチャートの順位を上げていく展開に。ただ前作ほどの勢いは無く、3位争いは僅かの差で逃げ切られる事となった。ただ今回も十分な結果を得られたと言っていいだろう。

5位 TOKIO
 4番手からのスタートも序盤であっさりと清水翔太×加藤ミリヤに抜かれる展開となってしまい、そのまま浮上のきっかけを掴む事が出来なかった。事前にお伝えしたとおり約5年ぶりにベスト3を逃す結果となり、売上も前作からダウンした。

7位 SCANDAL
 同じタイアップのCHEMISTRYが結果を残しきれなかっただけに不安視されたが、こちらはきっちりと数字を伸ばしトップ10入り。前々作からの比較では順位・売上共に僅かに及ばないが、やはり真価が問われるのはアニメタイアップが付かなかった時の出来だろう。

8位 Buono!
 タイアップはいつも通りではあったが、アルバム先行と言う点ではやはり不利を伴う形となってしまった。スタートではSCANDALの前だったが、最終的には差を付けられての決着となった。

9位 ONE OK ROCK
 久々であり6月からのツアー先行予約権と特典も効果として出たか、前作から一気に数字を伸ばし初のトップ10入りとなった。元NEWSのメンバーで森進一・昌子夫妻の長男である森田貴寛(Taka)の存在も後押ししただろう。


その他
11位 ベッキー♪#
 10位とは差の付いた11位となってしまったベッキー♪#だが、今月発売のアルバムから先行シングルであると言う事を考えると、アルバムの結果次第では次回見直す必要があるだろう。


月曜付デイリーチェック
 首位は清水翔太×加藤ミリヤに変わった。週間ベスト3入りは逃したものの、前作もロングヒットとなっただけにこの作品にも累計での期待がかかるところ。場合によっては1.5万枚ぐらいまでありえるか。週間で1位、2位だったaiko、ゆずがこれに続く。ただ両者とも1万枚を超えてくるかはやや微妙な数字である。


第8節新譜紹介
 ボジョレー・ヌーボーの売り文句ではないが、「ここ数年来でもっとも面白い顔合わせ」と言える程バラエティーに富んだメンバーが揃った。KAT-TUNの首位は揺ぎ無いだけに、ここは売上を見ておきたい。それ以上に注目なのが2位争い。ポルノグラフィティが有利ではあるが、先月初の首位獲得で勢いに乗る水樹奈々と、お笑いコンビはんにゃの金田哲が女装したオンナラブリーが強襲をかけてきそうだ。5位争いでもモーニング娘。山田親太朗らのユニット、サーターアンダギーやsupercellの挑戦を受けて立たなくてはならない。湘南乃風mihimaru GT矢島美容室は、この混戦をどうかいくぐるのか?


来週以降のリリース情報はこちらから
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