オリコン:2010年シーズン第33節結果

第33節結果(9位までが2万枚オーバーと上位はハイレベル。その割を受けたのは?)

1位 SMAP(12連勝)
推定差 1.7万枚(5.26%)
 今回は3種リリースに加え特典を満載させ、後輩ユニットばりの万全な体勢で望んだが、これは表向きにはコンサート動員1000万人突破(見込)記念。その一方でこの週にリリースを見込んでいた福山雅治対策ではないかとも推測されている。ともかく27.6万枚と前作の2.5倍以上と言う猛烈な数字を叩き出し、『国民的アイドルグループ』としての地位を改めて見せ付ける結果となったと言える。

2位 放課後ティータイムNO,Thank You!
推定差 1千枚(2.04%)
3位 放課後ティータイムUtauyo!!MIRACLE
推定差 1千枚(1.78%)
 人気に陰りが出ているのでは無いかとの憶測もあったものの、両者とも前作を上回るスタートから8.7、8.5万枚と首位を獲得した「GO!GO!MANIAC」を上回る数字を叩き出し、こちらも人気の高さを示す結果となった。ただその最中、「まんがタイムきらら」に掲載されている原作が9月で最終回を迎え、コミック最終巻も来月27日にリリースされる事が明らかになった。これが9月リリースのキャラソンにどのような影響を与えるのか?

4位 いきものがかり
 スタートは6番手とアイドル勢に押される形となってしまい、結果的には売上を落とす形となってしまった。前作と同じく555円シングルで望んだもののタイアップの差が大きかったようだ。

5位 西野カナ
 スタートは7番手と苦しんだもののデイリーチャートではいきものがかりとの抜きつ抜かれつの攻防を展開。僅差で敗れたものの、どちらかと言えば好調なアルバム後で人気アニメのタイアップ付きでの売上ダウンは後々響く可能性も示唆される。

6位 ノースリーブス
 スタートは5番手。週間チャートでは実力者2組に敗れる形となったが、売上は3.1万枚とさほど前とは差も無く前作から売上を伸ばす形に。AKB関連ユニットの好調はまだまだ続いているようだ。

7位 アイドリング!!!
 スタートは4番手だったものの、週間チャートではノースリーブスにも逆転され立場が逆転する結果に。とは言えこちらも売上は前作比増となっており、夏休み期間中でイベント効果が大きくなっている可能性もありそうだ。

8位 FUNKY MONKEY BABYS
 上位のメンバーを見る限りではこの位置は仕方が無いと言える。ただ売上は2.6万枚と前作から大幅に数字を回復させており、順位的な巻き返しも相手関係次第では充分可能だろう。

10位 新選組リアン
 スタートは11番手とトップ10入りできなかったものの、イベントで徐々にペースを戻し何とかトップ10に入り込むことが出来た。先行シングルながら前作比微減で済ませており、状態はまずまずと言えるだろう。


その他
12位 サカナクション
17位 奥華子
 9位までが2万枚オーバーとなったが、1万枚オーバーなのは13位までと、この付近のレベルは落ち着いている。サカナクションは前作比減となってしまい、トップ10からは脱落せざるを得ない展開に。奥華子は先行シングルながら10位だった前作からは売上を伸ばす結果となった。


月曜付けデイリーチェック
 結局7日間デイリーベスト3の構成が変わることなく、SMAPが1位、放課後ティータイムの「NO,Thank You!」が2位、「Utauyo!!MIRACLE」が3位と言う事となった。SMAPは引き続き3万枚を上回るペース。放課後ティータイムは1万枚前半から真ん中ぐらいとなるか。


第34節展望
 そのSMAP相手を回避したとされる福山雅治は、(やむを得ず)同事務所のPerfumeと同じ週でのリリースとなった。力関係から見ても福山雅治が有利ではあるが、事務所的にはやや複雑な部分もあるかと思われる。久々となるT.M.Revolutionがこの後に続く形となりそうで、前作疑惑の首位獲得となったTOKIOは新譜4番手となりそうだ。ここ最近苦戦続きの「ヘキサゴン」関連から崎本大海がソロデビュー。上位に食い込むことが出来るのか?


来週以降のリリース情報はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/63771677.html