オリコン:2011年シーズン第12節の見どころ

第12節の見どころ(同じ逆境でもこれだけの差が付いてしまうものなのか?)
順位は火曜付けデイリーチャート

1位 赤西仁(ソロデビューシングル)
 シングルで登場するのはKAT-TUN時代の「Love yourself」以来1年1ヶ月ぶりとなる。昨年8月いっぱいでKAT-TUNから脱退したものの、それ以前に2度にわたるグループ離脱もありファンの間からも“不要論”が飛び出していただけに、脱退はむしろ皮肉を込めて歓迎された部分が多く見られた。
 その逆境の中でのソロ初戦でどれだけの数字をスタートで出すか注目されたが、なんと16.1万枚と言う高い数字を記録した。これはKAT-TUNの前作初動18.1万枚に発売日前に近づく記録で、LANDSの21.1万枚を確実に上回る好スタートとなった。KAT-TUNが赤西の脱退後、5人である事をCM等で強調させた事が、逆に奮起を促してしまった可能性もある。これでむしろ逆境に立たされたのは、見返されたKAT-TUNの方になってしまったか。

2位 ノースリーブス(前作6位・3.1万枚)
 アニメ「べるぜバブ」エンディング曲。ここからAKB関連ユニットのシングルが4週連続で登場するが、その先陣を切っての登場となる。さすがに勢いがあり初日4.1万枚と、あっさり前作初動をクリアした。タイアップは日曜朝で、最後の追い上げもありそうだ。
推定初動枚数:9.8万枚(8万枚台の可能性が大きいが、週間2位争いでは優位に立った)

3位 アイドリング!!!(前作5位・4.0万枚)
 カップリングに「奇跡体験!アンビリバボー」エンディング曲と「DAI-NAMO」エンディング曲を収録。ただスタートはノンタイアップだった前作と比べて大きく数字を落としており苦しい展開となっている。例によりイベント頼みの部分もあるが、遅れを取り戻すことが出来るだろうか。
推定初動枚数:3.0万枚(前作は7日間集計で祝日込みだったが、それ以上のダウンとなりそうだ)

4位 ポルノグラフィティ(前作2位・3.9万枚)
 月9「大切なことはすべて君が教えてくれた」主題歌。とは言えドラマの視聴率が苦戦しており、2種リリースとパッケージを増やして望んでいるものの、初日も4位とタイアップ効果がそれ程表れていない形となった。前作を上回れる可能性はまだ残しているが、ドラマの視聴率同様、浮上のきっかけが掴めるかどうかと言ったところか。

6位 Berryz工房(前作7位・2.3万枚)
 ここ最近は「イナズマイレブン」タイアップが続いていたが、今回は「抱きしめて 抱きしめて」(09年3月)以来のノンタイアップでのシングルとなる。また4種リリースとパッケージが減っており、3週目のAKB48と2週目のBUMP OF CHICKENとの順位争いに加われるかどうかと言ったところか。

7位 ザ・クロマニヨンズ(前作9位・1.3万枚)
 前作はアルバム先行ながら売り上げを伸ばしており、その勢いを持ち込みたいところではあるが、スタートの位置は前後関係から見れば妥当なところか。AKB48を上回っている事を考えると、大きく崩れるような事は無さそうだ。

9位 北乃きい(前作14位・1.1万枚)
 「あらびき団」エンディング曲。前作はレベルが高かった週だけにトップ10入りを逃してしまった感があるが、今回はスタートでAKB48を上回れず不安を残す立ち上がりと言える。トップ10に生き残るには、明日以降の浮上が必要となりそうだ。

10位 松原剛志(Project.R)(昨年6位・9,300枚)
 「海賊戦隊ゴーカイジャー」主題歌。昨年に比べれば相手が揃った週でのリリースとなっているだけにスタートで何とか10位に食い込むと言った位置となった。昨年の「ゴセイジャー」の記録にどこまで迫れるか?


来週以降のリリース情報はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/64515912.html