(2016 Aug.)Billboard JAPAN Monthly Digest

 8月のBillboard JAPAN Monthly Digestですが、今回は8月15日付から9月12日付までのチャートをおさらいします。なおルックアップ(CD稼動数)のみにスポットを当てた「週間シングルルックアップチャート」も毎週取り上げておりますので、そちらもあわせてご覧下さい。なおBillboard JAPANの詳しいチャートの内容に関しましてはこちらをご覧下さい


8月15日付(公式解説CHART insight
位 NMB48「僕はいない」CDセールス1位)
2位 WANIMA「ともに」
4位 ピカチュウ大谷育江ピカチュウのうたツイート1位)
5位 Apinkサマータイム!」

7位 高海千歌伊波杏樹),桜内梨子逢田梨香子),,渡辺曜斉藤朱夏決めたよHand in Handルックアップ1位)
18位 DNCE「Cake By The Ocean」ラジオ1位)
33位 Nissy(西島隆弘「まだ君は知らない MY PRETTIEST GIRL」(MV再生回数1位)

 NMB48がCDセールス1位、ツイート3位で総合首位獲得。ただCDセールスに対しルックアップが16位と低迷している点は気になるところだ。WANIMAは部門1位こそ無いが、ラジオ2位、ルックアップ3位、ダウンロード4位、CDセールス6位と4部門でトップ10入りし総合2位と一気に躍進。この週「ポケットモンスターXY&Z」エンディング・テーマとなったピカチュウが15万Twと他を圧倒し総合4位に。Apinkは5.0万枚のセールスで2位に食い込んだものの、ツイート9位を足してもピカチュウには及ばなかった。
 アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」挿入歌がルックアップで1位。CDセールス5位、配信でも結果を残しセールス総合では4位に上がったが総合では7位まで。洋楽では珍しくシングル(アルバムからの先行シングル?)をリリースしたDNCEがラジオで1位を獲得し総合18位。この週セレーナ・ゴメスと共に来日し日本のテレビ番組にも出演していた。


8月22日付(公式解説CHART insight
1位 欅坂46「世界には愛しかない」CDセールスルックアップ1位)
2位 E-girls「Pink Champagne」
3位 安室奈美恵「Hero」(ダウンロード1位)
5位 RADWIMPS前前前世

12位 SMAP「ありがとう」(ツイート1位)
19位 JY好きな人がいることMV再生回数1位)
27位 DNCE「Cake By The Ocean」(ラジオ1位)

 欅坂46がCDセールス、ルックアップで1位、ダウンロード、ツイート3位、ラジオ8位と5部門でトップ10入りし総合首位獲得。E-girlsはCDセールス2位、ルックアップ4位、ラジオ5位とし総合2位を確保。リオ五輪が始まり、安室奈美恵が再浮上し3位。ルックアップとラジオで2位となった。ワルキューレはCDセールス4位、ルックアップ7位で総合4位となった。
 こちらも五輪関連でSMAPの「ありがとう」がツイート1位。しかしこの週末、非情にもグループの解散が発表され大きなニュースとなった。


8月29日付(公式解説CHART insight
1位 SKE48「金の愛、銀の愛」CDセールス1位)
2位 EXILE「Joy-ride~歓喜のドライブ~」
3位 SMAP世界に一つだけの花」(ツイート1位)
4位 JY「好きな人がいることダウンロードMV再生回数1位)
5位 安室奈美恵「Hero」(ルックアップ1位)

21位 山下達郎「CHEER UP! THE SUMMER」ラジオ1位)

 SKE48がCDセールス1位、ツイート7位で総合首位獲得。しかしNMB同様、こちらもルックアップは20位とこれまでにない低い順位となった。EXILEはCDセールス、ルックアップで2位、ダウンロード、ツイート5位、ストリーミング10位と5部門でトップ10入りし総合2位。解散発表を受け、「世界に一つだけの花」がツイート1位、CDセールス4位と再浮上し総合ベスト3入り。ドラマ「営業部長 吉良奈津子」主題歌の山下達郎がこの時点でラジオ1位となり総合21位に登場。シングルリリースは今週14日となっている。


9月5日付(公式解説CHART insight
1位 Kis-My-Ft2「Sha la la☆Summer Time」CDセールスルックアップツイート1位)
2位 BOYS AND MEN「YAMATO☆Dancing」
3位 RADWIMPS前前前世ダウンロードラジオ1位)
4位 [Alexandros]「Swan」

10位 JY「好きな人がいることMV再生回数1位)

 Kis-My-Ft2がCDセールス、ルックアップ、ツイートで1位となり総合首位獲得。CDセールスの途中経過ではBOYS AND MENにリードされていたためか、ファンが対策を施した節も見受けられた。そのBOYS AND MENはCDセールス2位、ツイート5位で金星とはならず。しかし18.4万枚(途中経過では19.1万枚だったが、局地的に売上比率が高過ぎたためか、週間ではマイナス補正された)を計上しておきながらルックアップで100位以内にすら入れない現状は重く見るべきだろう。
 アルバムがリリースされたRADWIMPSはダウンロードでも強さを発揮。ラジオと共に2部門で1位。ツイート2位、MV再生回数3位と4部門でベスト3入りし総合3位。[Alexandros]はCDセールス6位だったが、配信でも結果を残しセールス総合では5位。ラジオ3位、ルックアップ4位、ツイート8位と幅広くポイントを稼ぎ総合4位。ルックアップ2位、CDセールス4位のAqoursとは、その点で差が付いたようだ。


9月12日付(公式解説CHART insight
1位 AKB48「LOVE TRIP」CDセールスルックアップ1位)
2位 RADWIMPS前前前世」(ダウンロードラジオツイートMV再生回数1位)
3位 JY「好きな人がいることストリーミング1位)
5位 SUPER☆GiRLS「ラブサマ!!!」

 AKB48がCDセールスとルックアップで1位、ツイート6位、ラジオ8位となり総合首位獲得。RADWIMPSは勢いが止まらず「前前前世」はダウンロード、ラジオ、ツイート、MV再生回数の4部門で1位となり総合で2位まで浮上。また「スパークル」もツイート2位、ダウンロード3位で総合4位に登場した。「前前前世」はAKB48のCDセールスが旧方式で集計されていれば順位がひっくり返っていた可能性もありそうだ。JYはこの週ようやくシングルがリリースされストリーミングで1位、MV再生回数2位、CDセールス、ダウンロード4位、ラジオ9位で総合3位にランクイン。SUPER☆GiRLSはCDセールスで2位に入った(前作は旧方式で週間61位だった)が、それ以外の要素が乏しく総合では5位となった。


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