Green Hill Music Chart 2017 第24節結果

2017シーズン第24節(主に5月10日リリース作品)結果

 Green Hill Music Chartと格付けにつきましてはこちらをご覧下さい。2017年シーズンからBillboard JAPAN Hot100でのチャート要素の1つであるルックアップ(推定CD稼働)のランキングを格付け要素として発表します。またCD売上の要素はこの記事内で極力示さない方針で記載しますのでご理解いただければと思います。なお、ルックアップの要素がどのようなものかは、その他のBillboard Japanの要素を含めこちらをご覧下さい(リンク先は2017年度第19節時点での最新仕様に書き換えました)。

 それでは、今週のランキングを発表します。
順位(先週の順位) 歌手名「作品名」(CDリリースからの経過週・レンタル開始日)

1位(初) RADWIMPSサイハテアイニ/洗脳」
2位(1) 嵐「I'll be there」(4週目
3位(初) CYaRon!「近未来ハッピーエンド」
4位(3) 倉木麻衣渡月橋~君 想ふ~」(5週目
5位(初) 防弾少年団「血、汗、涙」
6位(2) 欅坂46「不協和音」(6週目・レンタル開始4月22日)
7位(初) シェネル「デスティニー」
8位(5) 星野源「恋」(32週目
9位(6) 乃木坂46インフルエンサー」(8週目
10位(初) CNBLUE「SHAKE」


 RADWIMPSが2強を打ち破り、記録が可視化されている2014年度以降では初の首位獲得となった。CD発売2週間前に先行配信され、好調な売れ行きを見せていた影響がCDの稼働にもつながったようだ。RADWIMPSは「君の名は。English edition」で初動9位を記録しているものの、それ以前はトップ10にすら入れなかったところからの躍進となり、やはり「君の名は。」の効果が大きかったと言えるだろう。
 3週連続首位だった嵐は2位に後退。欅坂46は6位まで後退したものの倉木麻衣は4位と粘りを見せた。今週のTSUTAYAレンタルランキングではその倉木麻衣が嵐を逆転し、遂に首位まで上り詰めている。
 その嵐と倉木麻衣の間に割って入ったのがCYaRon!。「ラブライブ!サンシャイン!!Aqoursの分割ユニット2ndシングル第1弾がベスト3入りとなり、リリースを控えている残り2組の結果にも期待がもてそうだ。ユニバーサルミュージック移籍初戦となった防弾少年団が5位にランクイン。握手会抽選券の効果もありシングル売上チャートでは2年ぶり2度目となる首位を獲得したが、その時に記録した自己最高位22位を大幅に更新し初のトップ10入りを果たした。
 7位にはドラマ「リバース」主題歌のシェネルが初登場。2年半ぶりと久々のシングルリリースとなったが、前作週間最高位2位、年間7位の力は健在。レンタルランキングでもRADWIMPSを上回る3位とロングヒットへの足掛かりを築いている。ちょうど1年ぶりとなったCNBLUEが10位にランクイン。2014年度以降では「Truth」の17位が最高で、こちらも初のトップ10入り。今週はトップ10に初登場が5作となったが、このチャートでは不利と見られていたK-POP勢が2作ランクインとなり、傾向が変わるかどうかは見守りたいところだ。
 11位以下も新譜が4作ランクイン。およそ3年ぶりとなった絢香だったが13位とトップ10入り出来ず、格付けに復帰とはならなかった。14位と15位にはアニメ「ひなこのーと」主題歌シングル2作がランクイン。配信でも上位にランクインし、人気の高さを示している。18位にはアニメ「BanG Dream!」からPoppin'Partyが登場。しかし先にリリースしたRoseliaの記録を上回れず、主人公所属ユニットとしての面目が保たれていないとの声もある。

 格付けの変動を含めた今週のランキングはこちらからご覧下さい。

 以上が今週のランキングでした。

 来週は実に11年半ぶりにタッグを組んだ亀梨和也山下智久による“亀と山P”が登場。しかしWANIMAは前作から大幅に知名度を上げており油断ならない相手だ。実質2作同時リリースとなる南條愛乃は相乗効果でトップ10入りを狙いたい。来週のチャートもどうぞお楽しみに。