Green Hill Music Chart 2021 第14節結果

2021シーズン第14節(2月22日~2月28日)結果

 昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。

 

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  また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。

【重要】 今週のチャートからポイント換算が変更されています。推定値についてはリンク先を参考にしてください。

 

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 それでは第14節の結果です。

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2021 Round 14 Result

 優里「ドライフラワー」とAdo「うっせぇわ」は同点で並び、Contactの順位差で「ドライフラワー」が逆転。リリース19週目、4週連続2位から初の首位獲得となった。ただ優里を巡ってはここ最近になり女性問題が浮上し、印象を悪くしている点は気がかりである。MVがフルサイズのものから予告なくショートVer.に差し変わる不可解な変更もなされており(後日改めて別Ver.のMVを公開予定)、状態は安定していないように思えるだけに今後どう動くか。

 「Poppin' Shakin'」は土・日のみだった1週目から順位を伸ばしベスト3入り。再生回数キャンペーンを行ったストリーミングの順位は思った程では無いように見えるが、状態は悪くない。Kis-My-Ft2は今回、盤種別に異なるカップリング曲を収録しルックアップが推定で前作の3~4倍に急騰と、今までに無い数値を見せた。「僕の戦争」は現在放送中のアニメ「進撃の巨人」主題歌。ダウンロードで1位となり5位に初登場となった。

 初登場は他に2曲。「ミュージカル 刀剣乱舞」からのシングルが19位、9週連続リリース最後の曲となったhololive IDOL PROJECTの「あすいろClearSky」が20位にチャートインした。また、シングルCDがリリースされた「Universe」が8位、Mステ出演効果により「春を告げる」が15位に再登場。「春を告げる」はダウンロードで初の週間トップ10入りとなった。

 なお10位の「炎」はストリーミングとルックアップのトップ10入りが今週で20週に到達。来週からはリカレント・ルールが適用され、現在の順位では共にポイント圏外となる。

 

 つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字青文字表記)。

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Artist Ranking 21-14

 昨季第6節からランキング1位を守り続けていたOfficial髭男dismが遂に陥落。新たな1位はLiSAとなった。LiSAは来週以降のポイント獲得が微妙な状況だが、それ以上にOfficial髭男dismのポイント減が大きいため、しばらくは1位を維持するだろう。

 トップ10では他にNiziUが4位に、SixTONESが7位に浮上。上位とのポイント差は大きいが、どこまで近づけるでしょうか。

 

 現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。

amalabel.g3.xrea.com

 以上が今週のチャートでした。

 

 さて来週の注目は月曜日に配信リリースされた藤井風。初日にまずまずの数字を出しており上位争いになるだろう。シングルCD勢は一休みと言ったところ。混迷を極める2強対決、来週はどのようになるのか。来週もぜひご覧ください。