2021シーズン第23節(4月26日~5月2日)結果
昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
それでは第23節の結果です。
YOASOBI「怪物」がダウンロードとルックアップでポイントを落としたものの逃げ切り、これで2度目の2週連続(通算4週目の)1位となった。ストリーミングとルックアップで安定しており、長期に渡り高得点が期待できるだろう。
「Take a picture」はダウンロードでのポイントを失ったものの、こちらも2位をキープ。ただストリーミングの順位が下がり気味なのが気になるところか。「ドライフラワー」は前節からポイントを落としたもののベスト3に復帰した。
今週は初登場が8曲と多め。ドラマ「着飾る恋には理由があって」主題歌の「不思議」が5位。JO1のシングル「CHALLENGER」のリードナンバーが7位。Adoの新曲「踊」が8位。この影響で「うっせぇわ」も前節よりポイントを伸ばし5位に順位を上げている。アニメ映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」主題歌の「閃光」が10位、シングルCDは今週リリースとなっている。アニメ「シャドーハウス」エンディングテーマの「ないない」が13位、こちらは来週シングルCDがリリースされる。1年7ヶ月ぶりのシングルCDとなったDIR EN GREYの「朧」が16位。30日にリリースされた「Say Yes」が19位。プロ野球、福岡ソフトバンクホークスが立ち上げたプロジェクト「ファイト!九州」のテーマ曲「旅立ちの前に」が22位に入った。また「Bluma to Lunch」が3週間ぶりにポイントを獲得した。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。
今週はYOASOBIが遂にランキング1位に浮上。LiSAは今季第14節にOfficial髭男dismからランキング1位を奪ったが、10週で明け渡す形となった。なおOfficial髭男dismは来週にも4位に落ちる見込みとなっている。
その他では優里が8位に浮上。Adoもトップ10入りまであと一歩のところまで迫っています。
現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて来週は藤井風が登場。今回も好調なダウンロード売上を記録しているようだ。シングルCDではジャニーズWEST、[Alexandros]がリリース。ただ後者は映画の公開延期による影響が懸念されるところだ。上半期〆まであと3週。ゴールデンウイーク後にどのような動きが見られるのか。来週のチャートもぜひご覧ください。