このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、オーディオストリーミング、ビデオストリーミングの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
今週は週間チャート発表前に、先週第39節終了時点でのGrand Prix選出圏内上位８組を発表します。最終的には20組が年末の大舞台に駒を進めますが、それに向けての戦いもいよいよ佳境を迎えます（赤文字がポイント上位によるシード選出、通常のフォントが年間ランキング上位による選出）。
【紅組】
aiko
ILLIT
Uru
tuki.
星街すいせい
YOASOBI
ヨルシカ
LE SSERAFIM
【白組】
Omoinotake
Creepy Nuts
SPYAIR
Number_i
Vaundy
MY FIRST STORY × HYDE
Mrs.GREEN APPLE
米津玄師
それでは第40節の結果です。まずは11位以下を発表です。
今週は25曲がポイントを獲得。「ライラック」のビデオストリーミングが今週からリカレント・ルールの対象となったため、ビデオストリーミングが起因となってのランクアップが多くなっている。「Soranji」は３週ぶり、「ビビデバ」は２週ぶりのチャート復帰となった。
ここでの初登場は５曲。映画「恋を知らない僕たちは」主題歌にして、初の配信同時リリースとなった「コイスルヒカリ」が12位。BTSのSUGAが韓国国内での飲酒運転騒動に対しファンが奮起し、2016年にAgust D名義でリリースのアルバムから「The Last」と「Polar Night」のダウンロード売上が世界的に上昇。その影響で「The Last」が15位に食い込んだ。沖縄を拠点として活動するDJ-IRIEことI-RIEの「Beautiful Life」が19位。今週リリースされたミニアルバムのタイトルナンバー「CRAZY」が22位。ゲーム「Fate/Grand Order」から「Wonderer」が23位に入った。
つづきましてトップ10の発表です。
トップ10の初登場は、７位に入った映画「きみの色」主題歌「in the pocket」の１曲のみ。またシングルCDがリリースされた「Hi-Five」がダウンロードで売上を伸ばし４週ぶりのチャートインとなった。
上位争いでポイントを前節から伸ばしたのが３位に上がった「がらくた」のみと、今週も上位勢は混戦が続いた。上記の３曲以外は小さな順位変動となる中、「familie」と「はいよろこんで」が21Pt.で同点に。最終的にはHot 100での順位により「familie」が２週連続の１位となった。しかし「はいよろこんで」は今週のポイントで一気に年間暫定８位にまで浮上。この勢いはどこまで続くのか。
なお今週ビデオストリーミングがリカレント・ルールの対象となった「ライラック」は、来週以降オーディオストリーミングでもリカレント・ルールが適用される。
では今週の結果を受けて、アーティストランキング上位40組はこのようになりました（ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記）。
トップ10では先週もお伝えしたCreepy NutsがAdoをかわし３位に浮上。現状は0.5Pt.差ですが、来週以降「唱」のポイントが減り始めるため、この差は広がっていくでしょう。なお６位King Gnuも今週から「SPECIALZ」のポイントが減り始めています。また米津玄師が10位に浮上。９位Number_iは現状ポイントを稼いでいる状況のため差を詰めるのは難しいが、下との差を離しておきたいところです。
その他、現在の曲別暫定年間ランキングはこちらからご覧ください。
以上が第40節の結果でした。来週のチャートもぜひご覧ください。
