オリコン:06-07シーズン第20節展望

 第19節はKinki Kidsが首位を獲得し、デビューからの連勝を25に伸ばした。しかし18.1万枚と、初めて初動売上20万枚を割る結果となってしまい、10周年の記念の年に一抹の不安を残しての滑り出しとなった。モーニング娘。が5.4万枚と前作からスコアを伸ばし2位。6日に卒業する吉澤ひとみを良い形で送り出すことが出来た。ORANGE RANGEは3位争いを征したものの前作に比べ1/3近く売上を落としており、今後上位争いが厳しい状況になってしまった。
  ウエンツ瑛士小池徹平もそれに合わせて伸び悩み4位。5位のBoA、6位の小田和正、7位のザ・クロマニヨンズもほぼ同じ比率で売上を落としている。CHEMISTRYが9位に入ったが、前作はアルバム先行シングルと評価はしにくい部分が残る。結果先週に続き8組がベスト10初登場したものの、そのほとんどが伸び悩む結果となってしまった。なお、DJ OZMAは14位、Aice5は21位、織田裕二は26位と言う結果となった。

 第20節は明けて2日にリリースされるシングルが初登場の中心となる。リリースラッシュに区切りが付くが、それを狙って上位入りを狙うアーティストが登場する。

 首位候補は現在7連勝中の嵐で間違えなさそうだ。前作に引き続きドラマタイアップだが、「花男2」と比べると劣るのは確か。ジャニーズ勢は3週連続首位だが流れが良くない。なんとか15万枚のラインは死守したいところだ。

 2番手争いに月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)が飛び込んでくる可能性が高い。前作は8位ながら23週に渡りトップ100をキープし、本体の勢いもプラスされるだけに好走の期待がかかる。2週目のKinki Kidsが目標となるだろう。

 橘慶太は半年のブランクをどう埋めるか。ソロ第2弾となるここで真価が問われるところだ。堀江由衣Aice5の不振を見てもここは苦戦必至。ベスト10キープできるかの戦いとなりそうだ。

 前作よもやのトップ10入りをしたET-KINGだが、タイアップが充実しさらに上位を狙える体制を整えた。上記アーティストをどれだけ食えるか。ここでブレイクと行きたいところだ。

 ゴールデンウィークがどうチャートに影響を及ぼすか。結果はGW後の来週のこの時間に。