オリコン:2008年シーズン第34節結果と第35節展望

第34節結果(順位争いは波乱含み。追い上げ組が面白くしてくれた)

1位 サザンオールスターズ(2連勝)
推定差 約2.5万枚(+7.68% かなり高い補正がかかった)
 活動休止が発表されてから様々なキャンペーンが行われていたが、その効果もあって35.7万枚と言う、今シーズン2番目の初動記録で堂々の首位獲得。初回限定版25万枚が捌けた後はやや伸び悩む推移となったが、この高記録で年間争いにも加わってきそうだ。

2位 Mr.Children
 金曜日から(競技は水曜日から)五輪が始まり、これから2週間どのような動きを見せるか。今週は新譜が弱かったのもあり2位となったが、来週も上位に踏みとどまりそうだ。

3位 藤岡藤巻と大橋のぞみ(3週連続3位)
 今週も3.8万枚と高水準。累計は10万枚を突破した。先ほど発表された月曜付けの指数は先週よりも高く、週末にMステに再登場するだけに今週も上位争いとなりそうだ。

5位 嵐(年間シングルランキング暫定1位浮上)
 メンバーの一人で映画に出演している松本潤道明寺司)のセリフ集を収録した大ヒット御礼盤のリリースで先週の14位から再浮上。青山テルマを累計で上回り年間暫定首位に浮上した。
 しかしこれに関しては「あからさまな年間1位狙い」(以前、浜崎あゆみがミリオン達成前に「ミリオンヒット記念盤」をリリースし、その後100万枚に乗せたケースに似ている)とも、「大野智の薬物乱用疑惑に対するカモフラージュ」とも言われており、体制に対する批判も大きい。映画もヒットを飛ばしているが、これが後味の悪い結果になる可能性もあるだけに微妙な結果とも言える。

6位 アリス九號.
 3番手からのスタートだったが、やはり旧譜勢についていくことが出来ず、最後は7位と僅差の決着となった。これで3作連続の6位となる。

7位 デトロイト・メタル・シティ,根岸崇一
 映画の公開は来週末。スタートは12番手と高くなかったが、日を追うごとに順位を上げ最終的には7位まで順位を上げてきた。映画公開までは見逃せないところだろう。

8位 中川翔子
 前作、前々作の勢いは今回は見られず、今回はかなり数字を落とす結果となってしまった。今回は映画主題歌だったが、畑違いの可能性もあり次回の巻き返しの余地はあるだろう。

9位 BONNIE PINK
 スタート位置は良くなかったが、週にわたり粘りの推移を見せトップ10は確保した。前作より数字は落としているが、ゲームの効果も少しは出ているだろう。

10位 THE ポッシボー
 日曜日にデイリー6位まで浮上したが、その日のイベントで「参加にCD1枚、さらに握手にはもう1枚CDが必要」と言う荒療治を施したのが要因。結果10位に滑り込む結果となったが、さすがにこれも嵐同様、識者からは冷たい目で見られているようだ。


正式な結果は必ずオリコン発表のものとご照合・ご確認ください。
http://www.oricon.co.jp


第35節展望(お盆真っ只中のこの週はまさに夏休み。注目はこの間隙を突いてくる新顔か?)

SMAP(現在9連勝中・TBS五輪中継主題歌)
 今週リリースする中で前作トップ10に入ったアーティストはなんとSMAPのみである。SMAPもまた五輪中継主題歌となっているが、1種リリースと言う事もあってか、前売りでの動きは鈍いように見えた。首位獲得は間違えないが、前作・前々作と11万枚台で推移してきた売り上げが10万枚を割る可能性もありえるだろう。
 ただ複数種リリースが多い中で、最近1種で勝負するアーティストは男気を買われるケースも見られている。この一本勝負で意地を見せてもらいたい。

FLOW
 アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」主題歌。先日リリースのALI PROJECT同様、前作も主題歌を担当しその時は2位を獲得している。さすがに今回その順位は難しいが、5作ぶりのトップ10入りはほぼ間違えない位置からのスタートとなりそうだ。

Spontania feat.JUJU
 Spontaniaは前作45位、JUJUは前作84位であるが、先日の「お台場冒険王」でも好評を博し、間髪を入れずにリリースされる。今週のダークホース的存在となりそうだ。


上位獲得予想枚数:
 トップスタートはSMAP。五輪効果も期待できたがほぼ前作並みのスタートとなった。前作のペースだと今回も11万枚台となりそうだが、他の五輪中継主題歌が伸び悩んでいるのを見ると、10万枚を割る可能性もありそうだ。FLOWは3番手スタート。現状だと週間で5位争いとみられる。また、Spontania feat.JUJUは6番手スタート。谷村奈南がこれを上回り5番手からのスタートとなった。