オリコン:2010年シーズン第6節の見どころ

第6節の見どころ(陣営の内紛にファンが結束。この想いは届くのか?)
順位は火曜付けデイリーチャート

1位 東方神起(前作2位・18.2万枚)
 前作の初動は自己最高となる18.2万枚。しかし今回火曜付けの推定売上はなんと17万枚弱と言うとんでもないハイペースでのスタートとなった。実は非公式にこのシングルを50万枚売り上げようとするファンの動きがあり、その影響が強く出ているようだ。本来なら咎められるべき行為なのかもしれないが、一連の事務所騒動により専門家からは「夏まで(ユニットが)持たない」との見方が強くなってきている事からファンが奮起したものと思われる。なおこの曲は来月リリースのベスト盤に、今のところ収録の予定は無い。
推定初動枚数:32.6万枚(前作の伸びだとこの数字だが、現実的には25万枚に届くかどうかぐらいか)

2位 L'Arc-en-Ciel(前作2位・11.0万枚)
 新譜としてのシングルリリースは1年5ヶ月ぶり。来月開催されるバンクーバー冬季五輪のNHK中継主題歌となっている。五輪主題歌と言えば08年の北京五輪では嵐を除き軒並み前作割れを起こしタイアップ効果が疑問視されたが、この曲も前作からスタートの数字を落とす事となってしまった。ちなみにバンクーバー五輪は日本時間来月13日から行われる。
推定初動枚数:8.0万枚(累計での期待は日本人選手の活躍次第か)

3位 AAA(前作2位・4.4万枚)
 昨年はmu-moでの超多種リリースが問題視されたが、今回はアルバム先行シングルと言うこともあり6種と、パッケージは前作の半数近くまで少なくなった。ただ売上的には“先行シングル”と言う面が大きく影響しそうだ。
推定初動枚数:4.1万枚(先行シングルとなれば伸びを欠く形となり、4万枚を割る可能性の方が高そうだ)

4位 FUNKY MONKEY BABYS(前作4位・3.8万枚)
 こちらも来月リリースのベスト盤からの先行シングルとなる。紅白出演者の中でも特に効果の高かったうちの1組だが、前作ほどの数字とこれ以上の順位を望むのは難しそうだ。下落幅をどれだけ抑えられるかと言ったところになるだろう。

5位 アイドリング!!!(前作5位・1.1万枚)
 フジテレビのCS局から登場したユニットだが、今回はテレビ東京系のアニメ「FAIRY TAIL」主題歌となっている。タイアップ効果については渡り廊下走り隊が数字を伸ばしており、この勢いとイベント効果で他のアニソンを振り切りたいところだ。

6位 田村ゆかり(前作7位・1.1万枚)
 自身が主演のアニメ映画「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」エンディング。相方である水樹奈々が結果を残しているだけに、ここはその効果にあやかりたいところだがここから順位を上げられるだろうか。

7位 Aqua Timez(前作7位・2.2万枚)
 前作は劇場版「ごくせん」主題歌であることを考えると、やはりここは前作ほどの数字は期待できないだろう。先行された2組の状態次第では前作比半減以下と言う苦しい結果も覚悟しなくてはいけない。

8位 東京スカパラダイスオーケストラ(前作15位・4,700枚)
 前作は3年半ぶりのシングルリリースとなったが、今回は奥田民生をゲストに向かえその効果が出ているようだ。売上は前作を上回れそうだが、トップ10入りには旧譜を下す必要があるだろう。

9位 CHEMISTRY(前作19位・6,500枚)
 アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」主題歌。とは言え思った以上にアニメタイアップの効果を得られていない感がある。スカパラに先行されると言うもの予想外だろう。

10位 マリア(前作27位・2,700枚)
 YUI絢香等を育てた西尾芳彦氏プロデュースの新たなる逸材。ただ前作・前々作と1週しかチャート入り(200位以内)が無く、伸びと言う面ではかなり不安を残すが、初日いきなりのトップ10入りで注目を集める事が出来るだろうか。


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