第48節結果(2年ぶりの高水準となったトップ10。近年稀に見る激戦を生き残ったのは? そして落ちたのは?)
1位 KAT-TUN(13連勝)
推定差 1.1万枚(4.71%)
初日の数字はアルバム先行の前作を上回る数字で、タイアップを考慮してもまずまずのスタートを切ったように見えたがその後は苦戦する形となり週末にはデイリー首位を奪われる展開となってしまった。結局前作を何とか僅かに上回る23.1万枚での決着となり、前作も指摘した、伸びを欠いた原因が赤西仁の脱退によるものである可能性は否定できないものとなってしまっただろう。
2位 SKE48
初日にいきなり高い数字を叩き出し一気に週間2位を決定付けた。その後は反動もあり勢いを失う結果となってしまったが、12.0万枚まで伸ばした数字は十分首位争いが可能なところまで成長した。野球では中日がセ・リーグを制し、サッカーでは名古屋がリーグ優勝。AKB48の勢いにも乗じて名古屋からまた日本を制するだけの存在が現れた。
3位 コブクロ
推定差 1千枚(1.73%)
スタートの数字は前作をやや上回るぐらい。安価シングルで月9主題歌としてはやや物足りないようにも見えたがその後の伸びは目を見張るものがあった。最終的には8.2万枚まで数字を伸ばす堂々の内容であり、累積でも期待が持てそうな推移となった。
5位 AAA
デイリーでは水曜付けで3位まで順位を上げたが、さすがにこの相手ではこの順位が精一杯だろう。売上は4.6万枚で前作同等だが、前作から(店頭販売分の)パッケージ数を増やしていただけに数字を伸ばしておきたかったところだろう。
6位 モーニング娘。
コンサートツアー中であり、現メンバーでのラストシングルと言う事もあり前作より高い水準で数字が動いていたようだ。直販分の後押しもしっかり乗り4.2万枚と数字を大きく回復させた。しかしこの数字で6位と言うのは、やはり相手が悪いとしか言いようが無い。
7位 大黒摩季
タイアップ効果も大きさもさることながら、本人が療養中と言う事もあり激励の意味もこもっている部分もあるだろう。初日から上位スタートとなり3.3万枚を記録。この強敵が多い中約11年ぶりとなるトップ10入りとなった。
8位 FTIsland
初日6位と高い位置だったものの強豪揃いで不利が予想されていた。しかしその後も予想されていた程の急落も起こらずイベントによる後押しも働き2.8万枚と、前作から3倍近い急成長となった。次回は順位でも高い位置に期待がかかるところだろう。
9位 中野梓(竹達彩奈)
10位 田井中律(佐藤聡美)
11位 琴吹紬(寿美菜子)
ここまで「けいおん!」関連シングルは全てトップ10入りし続けてきたが、今回は相手が揃い、大黒摩季やFTIslandの躍進もあったがために遂にトップ10から落ちることとなってしまった。3人とも昨年からは売上を落としているが11位で2.0万枚。普段なら問題なくトップ10入り出来ている数字である。
その他
12位 ケツメイシ
15位 小田和正
24位 やくしまるえつこ
上記でも触れた通りのハイレベルな週。10位が2万枚オーバーは2年2ヶ月ぶりの高水準となった。ケツメイシ、小田和正共に売上を大きく落としており、両者とも9年ぶりのトップ10落ち。やくしまるえつこは半減以下と言う厳しい結果となった。なお、16位のAKB48までが1万枚を超えている。
月曜付けデイリーチェック(第49節展望)
火曜日が祝日(勤労感謝の日)と言う事もあり出荷の都合上今週の新譜が既に登場している。首位はここがデビュー戦となるSDN48。AKB劇場の“土曜夜の顔”として売り出された現在36人のグループである。2位にもアイドリング!!!が入り波乱含みの展開となった。週間首位候補のタッキー&翼は3位、YUIは4位からのスタートとなったが、5位のUVERworldを含め明日以降は浮上してくるだろう。その他新譜は9位にDEEPがランクイン。旧譜はコブクロ、KAT-TUN、嵐の順となっている。
来週以降のリリース情報はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/64123215.html