オリコン:2011年シーズン第25節結果

第25節結果(B'zがまさかの…。予定通りだったのか、それとも…)

1位 B'z(45連勝)
推定差 3千枚(2.06%)
 スタートから前作を上回るペースで中盤以降も安定して売り上げを伸ばした。結果16.9万枚と前作から4万枚弱数字を戻し危ぶまれていた連勝記録を継続させることが出来た。
 しかし発売日に急遽、初回限定盤と通常盤の同時購入特典を発表し、これの影響が大きかったものと思われる。2位のAKB48が11.9万枚だった事を考えるとこれが無くても首位獲得は揺ぎ無かった可能性が高いが、よもやの複数枚購入商法にファンも複雑な心境を浮かべているようである。前作売り上げを大きく落とし陣営にも焦りがあったのかもしれないが、このタイミングでこの手に打って出たのは、間が悪いのではないだろうか。

3位 YUI
 スタートでは前作を下回る数字で苦戦が予想されたが、中盤以降は映画の宣伝効果もあってかペースを回復させ、前作同等の7.0万枚(微減)まで持ち直した。ただタイアップが良くないと売り上げの維持が難しくなってきている可能性も示唆されるところだ。

5位 ゴールデンボンバー
 初日4位から好発進を見せ、週内も急激な下落を見せずデイリー上位にランクしつづけ、なんと前作から2.5倍以上となる4.1万枚まで売り上げを伸ばし5位に食い込んだ。ここ2作の急成長で、一気に今後の注目株に名乗りを挙げる事となりそうだ。

7位 水森かおり
 スタートは10位とやや振るわなかったが、延期となっていたイベントを順調にこなし中盤で一気に挽回。専門店補正も働き2.9万枚と、前作2位の時から売り上げを伸ばすことに成功した。この曲も、東北地方復興に一役買いそうである。

8位 the HIATUS
 5位からのスタートでデイリーでは常に1桁順位を守っていたものの、水森かおりとは大きな差を付けられての8位。売り上げも2.3万枚とデビューシングルから2割以上数字を落とす結果となってしまった。

9位 JUJU
 8位からのスタートでこちらも上位にデイリートップ10に1週間ランクインしていたものの、the HIATUSとの序盤の差は詰められなかった。とは言え売り上げは1.9万枚と大きく回復。さすがにちゃんとしたタイアップが付いた時は侮れない存在である。

10位 vistlip
 初日は12位からのスタートで中盤以降は順位を大きく落として行ったものの、こちらも専門店補正が大きく働き、デイリー最高位11位ながら逆転でトップ10入りとなった。売り上げは前作から倍近い1.0万枚まで伸ばしているが、パッケージ数を増やして望んだ効果も大きいだろう。


その他
11位 PointFive(.5)
 初日9位スタートからvistlipに比べれば緩やかな順位下降でトップ10入りかと思われたが、見えない部分でトップ10入りを逃してしまった。ただ売り上げも落としているだけに、前作ほどの勢いでは無かったようだ。


月曜付けデイリーチェック
 日曜付けから首位を取り返したAKB48が首位をキープ。明日で総選挙の投票期間が終わりアルバムがリリースされる事による売り上げの急激な下落もありえるところだが、2万枚の後半ぐらいはまだまだいけそうか。2位のB'zは上記特典期間が終わり、こちらもいつも以上に売り上げが落ちるペースが早くなる可能性がある。2万枚が一つの目安か。2週目も1週目とほぼ同等の売り上げを見せた薫と友樹、たまにムック。が、先週の月曜付けより高い数字で3位に浮上。場合によっては今週も3万枚近い数字になる可能性がある。


第26節展望
 3ヶ月連続リリースのラストとなる関ジャニ∞が登場。ドラマの評判が今ひとつなのが気がかりだが、ここは売り上げを回復させておきたいところ。今期前半戦最終節となるこの週はメンバーが揃い、Acid Black CherryケツメイシBerryz工房、Alice Nine、アンジェラ・アキFUNKY MONKEY BABYS中川翔子が登場。更にK-POP勢からはSUPER JUNIOR、TUBEを筆頭とするチャリティーソング、RESTART JAPAN with TUBEも登場。旧譜のレベルも高く、ハイレベルな一戦となりそうだ。


来週以降のリリース状況はこちらから
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/64776786.html