第62回NHK紅白歌合戦 今年の傾向予想

 週明けぐらいに発表があるのではと言われていますので今回は傾向の予想と言う観点で見てみたいと思います。

公式HP
http://www9.nhk.or.jp/kouhaku/

 今回の紅白出場歌手選出にあたっての注目点をピックアップしてみました。

暴力団排除条例における影響
 東京都では10月1日から施行されたこの条例で、暴力団と関わりのあるアーティスト(主に演歌歌手)を紅白から締め出すとNHKの会長も明言し、該当者の出場が危ぶまれるのではないかとの見方が強まっていた時期もありましたが、どうやら施行となった10月1日以降に関わっていなければ問題無しとのようです。従って10月1日以降、NHK歌謡コンサートMUSIC JAPANなどNHKの番組に出演したアーティストであれば、おそらく出場に差し支えないと思われます(北島三郎和田アキ子も出演済み)。
 まぁもっとも、今年不自然に出場していない歌手が暴力団との関係を疑われ、歌手生命に致命的なダメージを与えるような事をNHKもしたくないとは思いますが、(ある意味)期待していた人には残念なメンバー構成になる可能性が高いです。

K-POP勢の参戦
 昨年は業界のドンであり、出場歌手の最終決定権を持っていると言われているバーニングプロダクションの周防社長が、少女時代の参戦を頑なに拒んだ事から全ての出演予定K-POPグループ(KARA、BIGBANGともう1グループ)が引き払う事態に発展したようだが(バーニングがK-POPの取り込みに後れを取った事が原因とされている)、その周防社長もさすがに今のK-POPの勢いを食い止めることは出来ずに今年は参戦を容認する意向を示しているようである。嫌韓派の方々にはここでも残念なメンバー構成になる可能性が高いです。
 ただ韓国でも年末は音楽祭が行われる時期となっており、これとの兼ね合いも重要なファクターとなる(韓国側からの出演料の吊り上げも充分考えられるところ)。昨年はレコード大賞に出演した少女時代が、最優秀新人賞の発表を待たずに羽田へ向かい帰国した事もありました。もちろん本国のファンを蔑ろにする訳にもいかず、これによっては昨年同様、まさかのK-POPゼロ回答が再び起こる可能性も否定できません。ちなみに韓国主要音楽祭の一つ、ゴールデンディスク賞が来年1月11・12日に京セラドーム大阪で行われる事となっており、この開催が日本で行われると言う点も、今回の選出に影響する可能性もあるかもしれません。

東日本大震災に伴う東北出身者の参戦
 特に被害の大きかった岩手、宮城、福島を中心に、東北出身のアーティストが今回特別に参戦するのではないかと言われています。問題はこれがどう言う扱いとなるのか。紅白では暗黙の了解とされているレコード会社、所属事務所による出場枠に影響が及ぶのか、それともそれとはまったく別の扱い(正式な出場歌手では無く、企画の扱い)とするのか。そして何組がこれにより参戦するのか。
 出来ればわだかまりの無いようにしてもらいたいところで、不安が杞憂のものとなれば幸いです。


 今回は個人的な部分を抜きにして大まかな部分でまとめてみました。果たしてどのようなメンバーがラインナップされるでしょうか。