Billboard JAPAN Music Awards 2014 直前展望

 Billboard JAPANの一般参加型音楽賞であるBillboard JAPAN Music Awards 2014の発表が16日に迫った。今回は中間発表を元に直前展望をお届けする。

Billboard JAPAN Music Awards 2014
http://www.billboard-japan.com/awards2014/

 まずは今回のルールを再確認

・昨年の総合チャート年間ランキング上位100曲(下記リンク参照)が投票対象(2013以前のように指定の週間ランキング1位獲得者ではない、また各部門別の投票も行われない)
http://www.billboard-japan.com/charts/detail?a=hot100_year&year=2014
Twitterにおいて、#BJMA2014のハッシュタグと“アーティスト名”“曲名”を含んだツイートの総数(1アカウントに付き何票でも投票可能)と、第一興商DAMシリーズ)で歌われたカラオケの回数を集計(集計期間:12月12~31日)
Twitterとカラオケの要素を50:50の割合で合算し、Artist of the Year 2014を決定する(2013以前のように週間ランキングでの累計ポイントは含まない)

 今回はTwitterとカラオケを使って、年末期におけるネットとリアルのユーザー動向を反映させる狙いの元、このようなルールになりました。平たく言えば(Tweetでの得票率+カラオケでの得票率)で競われると考えていいでしょう。

 ではそれぞれの中間発表を見てみましょう

Tweet部門第2回中間発表(26日発表)
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/24811
 こちらは大方の予想通り、東方神起の2曲が1位、2位を独占する形になっている。おそらく東方神起2曲合わせての得票率は、少なく見積もっても6割以上はあるだろう。ただし今回のルールはアーティスト単位ではなく曲単位での集計となっているため、競れば競るほどお互いの得票率を食いつぶす結果にもなる。この時点で1位の「Time Works Wonders」がどれだけの得票率になっているか。一極集中出来ているのであればカラオケの要素を無視して総合1位になる可能性もあるが、票割れを起こしているようであれば付け入る隙が生まれそうだ。
【参考】Billboard JAPAN Music Awards 2014は東方神起の圧勝?
http://blogs.yahoo.co.jp/amano_redstar/67403733.html

カラオケ部門中間発表(22日発表)
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/24715
 一方こちらはやはり昨年を代表する楽曲が上位を占める構図となっている。Tweetの要素はタグを付ける都合上、このAwardsを意識してのTweetとなるが、カラオケは逆にこのAwards狙いで入る人は僅かと言っていい。それ故に得票率がバラける可能性が高く、1位でも得票率が2割に届かない可能性がある。こうなると東方神起Tweetだけの得票率に、他のアーティストが2つの要素を足しても届かない場合も有り得る。

 逆転の可能性がありそうなのはTweet3位、カラオケ5位の三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「R.Y.U.S.E.I」。Tweet6位、カラオケ3位の西野カナ「Darling」。Tweet8位、カラオケ4位のAKB48恋するフォーチュンクッキー」ぐらいか。果たして東方神起Tweetで押し切るのか、それともカラオケの要素を加え逆転が起こるのか。いよいよ2014年、最後の音楽賞が発表されます。