2021シーズン第3節(12月7日~12月13日)結果
昨シーズンとなる2020年度から大幅に仕様変更を行ったGreen Hill Music Chartですが、今季は新たに長期に渡りチャートインしている曲に対してポイント獲得条件を付け、チャートの活性化を促進する「リカレント・ルール」を導入します。詳しいルールにつきましては下記のリンクをご覧ください。
また、このチャートで用いているBillboard Japanのダウンロード、ストリーミング、ルックアップの要素を含め、Billboard Japan全体の仕様解説も掲載しておりますので、併せてご覧いただければと思います。
それでは2021年シーズン第3節の結果です。
LiSA「炎」が今週も28Pt.と高スコアを叩き出し首位を堅持。初登場からの連勝を9に伸ばした。今節はストリーミングで2位に後退したものの、ルックアップでは1つ順位を戻し週間の獲得ポイントは維持。次節はいよいよ連続1位を2桁の大台に乗せるだろうか。
「虹」がストリーミングで1つ順位を上げ再び2位に。映画「STAND BY ME ドラえもん 2」の評判は散々なようだが、主題歌に関しては前作の「ひまわりの約束」同様軌道に乗ったようだ。「炎」からストリーミング1位を取り返した「Dynamite」が3位。アルバム発売や年末の大型音楽番組出演もあり息を吹き返している。
前節「炎」と激しい首位争いを繰り広げた「Step and a step」は4位に後退。一部で再生回数キャンペーンを行っていたためか、ストリーミング回数の減少が急激なのが気になるところ。「三文小説」もルックアップは最低限の下落で済んだがストリーミングが伸び悩んでいるところが気がかり。欅坂46改め櫻坂46が初登場6位。ただ欅坂の前作から比べると各数値とも減少傾向しており、ポイントは取れてるものの、今後に不安を残す結果となった。
初登場はいずれもルックアップで結果を残している。櫻坂46以外ではAqours3年ぶりのデュオ・トリオ曲集が14位、つづく15位には「アイドルマスター シャイニーカラーズ」のアルストロメリア。THE ALFEEのシングルがこれにつづき18位には坂本真綾の「Fate/Grand Order」ゲームと劇場版アニメ主題歌の両A面シングルがチャートインした。なお今週は「夜に駆ける」がストリーミングで(21週以上52週以内のリカレント・ルールにおける)ポイント圏内となる5位に入ったため、今季初のチャートインとなった。
つづいて、今週の結果を受けてのアーティストランキング上位40組はこのようになりました(ポイントの増減に伴う順位変動に対し赤文字、青文字表記)。なお、櫻坂46は欅坂46のポイントを引き継いでのポイントとなります。
トップ10ではYOASOBIが米津玄師を上回り4位に浮上。現状加点が難しい状況ではあるが3位King Gnuとの差も小さく、 入れ替わる可能性もありそうです。それ以下ではダウンロードで好調なLiSA × Uruと、今週12Pt.を加えた櫻坂46が40位圏内に進出してきました。
現在の暫定年間ランキング、およびアーティストランキングの上位50組はこちらからご覧ください。
以上が今週のチャートでした。
さて来週は現在10位のSEKAI NO OWARIがシングルCDをリリース。ルックアップのポイントを加え上位争いに加われるでしょうか。その他King & Prince、モーニング娘。'20、EXILE、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会がチャートインを目指す形になりそうだ。「炎」の10週勝ち抜きとなるのか、またどう「炎」のポイントを切り崩すのか。来週もぜひご覧ください。